“先生はタイ語が堪能なんですね。”
日本でこんな風に言われると照れてしまいます。
私が知っているのは僅かばかりの単語のみ。日常はそれでやりくりしています。
初めてこの国を訪れたとき、思いのほか英語が通じることに私は驚かされました。ヨーロッパからやって来る観光客が英語を使うためですね。
厄介に思ったのは、タイ人の発音です。
皆、およそ英語とは思えないような音を発するのです。
タイ語で話しかけられたと思っていたら、英語だった。
こんな体験を何度したことでしょう(笑)。
観光旅行ならは笑い話で済まされますね。仕事となるとそうはいきません。
私がタイ語に堪能になるか、
私が彼らの英語を受け入れるか、
選択肢はこの2つのみ!
タイ英語を受け入れよう!
こう前向きになった途端、彼らの英語が身近に感じられてくるから不思議です。
たとえば・・・
“ユー・ライ・タイ・ライ・ライ?”
タイ英語はこんな感じです。
お分かりになりますか?
“You like Thai rice, right?”
これが正解です(笑)。
「タイ米は美味しいでしょう?」
と言っているわけです。
語尾が見事なまでに欠落すること。
これがタイ英語の特色です。この気づきは大きな前進でした。
欠落するのは文末だけではありません。中でも、Sの音はほとんど聞こえてきません。
yesterday⇒イエッタデー
ice⇒アイ
house⇒ハウ
boss⇒ボ~ッ
facebook⇒フェイブッ
こんな感じでしょうか。面白いですね。
タイ英語を受け入れることで、友人がたくさんできました。中国語は中途半端なまま終わってしまった私ですが、タイ語は力を入れて勉強するつもりです。