月不見の池周辺を巡るコースがありますが、途中から強羅巡りをするコースがあります。岩山巡りで、かなり手強いコースですが一度は廻って見たい所です。どうして「強羅」なんでしょう?。強羅と言えば箱根の強羅温泉ですね。実はこの意味は種々あるようです。岩石がゴロゴロしているから・・・地盤が固く亀の甲羅の様だから・・・梵語で石の地獄をゴーラと云うから・・・という様に岩石ゴロゴロの地形なのです。
月不見の池↑
入り口に看板があり、一人で入らないで下さいとあります。1.3kmほどのコースなのですが、道に迷ったら簡単には出てこられなくなります。
私もこれを無視して一人で潜り込んだ経験がありますが、何度か道を失いそうになり肝を冷やしたことがありました。地元の方がコースにテープの目印を所々にしてありそれを伝って行けば一時間半の時間で廻られます。巨岩・奇岩・自然と対話をしながら一週しましょう。
五聖殿↑ その先にはこのような細い岩石の間を通り抜けます↓
延命子安地蔵尊↑↓
岩の中↑ えくぼ岩↓
五本かつら↓
大立石↓このような立の岩が地滑りで流れてきました。
春の五月頃には藤の花の他にもいろいろな山野草がお目にかかれます。
ムラサキケマンソウ↑ シャガ↓
ウラシマソウ↑ マムシグサ↓
ホウチャクソウ↓
月不見の池の入り口付近には細池遺跡があります。縄文時代晩期の遺跡で、寺地遺跡とほぼ同時代の玉造りの遺跡です。滑石・石英・ヒスイなどの管玉や勾玉の未完成品などが発掘されています。
細池遺跡の出土品↑(ぬなかわの玉と石材講演日本玉文化学会)より
細池↑と水源池↓
細池付近は、早川地区新町の飲用水の水源池となっていています。このように良質な水を使用して酒造りが行われています。猪又酒造(株)の「月不見の池」や「奴奈姫」は糸魚川の誇れる名酒となっています。