古くから新年の小正月伝統行事の一つに「さいの神」があります。塞の神・歳の神・左義長・どんど焼き・・・・など全国でも呼び方はいろいろある様です。
着火直前 用意された塔 一の宮地区のさいの神 28/1/10 以下同所
当地方では「さいの神」「歳の神」など呼ばれる行事で、糸魚川市内だけでも65ヶ所で行われるようですので凄いです。正月の土日曜に集中して行われますが、各地区の開催日が糸魚川さいの神ホームページに記載されています。http://sainokami.geo-itoigawa.com/
特に9~11日の土日、 15日の小正月が中心ですが、そこら中で炎が上がりますので、冬場の観光資源としても面白いものです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160111/10/benihoppe-2012/b6/87/j/o0400030013537748385.jpg?caw=800)
合図とともに一斉に着火は年男が受け持ちます。
燃えさかる火にスルメや餅を竹の先につけて炙ります。
空き地や田圃の中などの雪原に藁や竹・小枝などを骨組みにした塔を造り、正月の注連飾りや書き初めの習字などを付けます。五穀豊穣・無病息災を祈る行事で、子供たちの習字は高く舞い上がるほど上達すると言われます。
悪霊の侵入を防ぐという道祖神と同じ意味があり、塞の神と言われます。地方により「左義長」という所もあり、青海の竹のからかいでは左義長となります。
昔の宮廷での三本の鞠杖から左義長になつたと言われています。平安時代頃から鞠を杖のようなもので打つ遊びがあったようです。昔のゴルフでしょうか? 最後は火を付けて焼き陰陽師が占いをしたとのこと。