糸魚川ジオパークの紹介227 糸魚川の妖怪化け石 | 糸魚川ジオパークのおじさんのブログ

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日本で最初に世界ジオパークに認定された糸魚川ジオパークの魅力や出来事などを紹介します。

 妖怪と言えば水木しげるさん。先日、水木しげるさんが亡くなりました。92歳だとのこと。妖怪漫画で活躍され、出身地の境港では妖怪で街造りに取り上げられました。ゲゲゲの鬼太郎だ。NHKの朝ドラにも採用され、妖怪と言っても可愛い妖怪で人気がありました。ご冥福をお祈り申し上げます。


     水木さんの妖怪は可愛いのですが・・・ 境港のゲゲゲの鬼太郎の通りの一部です。



 さて、妖怪、化け物、幽霊、怪談の類いはどこにでもあります。糸魚川にも妖怪の話があります。


 その一つに能生敬念寺の「化け石」があります。糸魚川の民話にも取り上げられ中村栄美子さんの紙芝居にも登場するものです。


        急な石の階段を上ると敬念寺の境内。鐘楼の脇に噂の化け石。化石ではありません。

  


 昔、むかし、敬念寺の境内の大きな椿の木の下に気味のの悪い石がありました。

薄暗くなるとこの石の付近におばあさんの亡霊がでるのです。

村の人たちは困って、この石を壊してしまえと言うことになりました。

石鑿をコツンコツンと打ちますと、ぎゃーと言う声と共に石から血が出てきました。

さあ大変・・・・ 大きな石は割られないで残りましたが・・・・

おばあさんの亡霊はこの後出なくなりましたとさ。ウッヒ・ヒ・ヒ・ヒ 

大凡、こんな内容の民話です。口碑伝説としてこの集落に残っているとのことです。




石鑿で穴を開けた跡が・・・クサビの残った穴もある。



どんな血が出たんでしょうね??

岩をみると安山岩質の岩石。この当たりにはよく見られる岩石です。


地質学で説明出来ません。岩石血質学ってあるのかしら?。