中途採用を経験者採用へ | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。

日本経団連が、ほかの企業で働いた経験のある人の採用について、呼称を「中途採用」から「経験者採用」に変更することを検討していると報道されました。

なぜかと疑問がありますが、経団連によると、「中途」という言葉が与える消極的なイメージを避けて転職に対するイメージを改善するため、ということです。イメージ改善で雇用の流動化を図りたいという狙いも透けて見えます。

採用する場面で、そもそも中途採用とか新卒採用という言葉をわざわざ使い分ける必要があるのかよく分かりません。社会人経験があるかないかは履歴書を見れば分かるはずですし、社会人経験者が望ましいのであればそのように広告すればよさそうなはずです(いまは求人広告にもいろいろ縛りはありますが・・)。

「経験者採用」の「経験者」とは何か?同じ業界の経験があることなのか、社会人経験一般があることなのか、そのへんも明確化したほうがよいのではないでしょうか?