弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
大阪市営地下鉄の運転士が、ヒゲを理由に人事評価を下げられたのは違法だとして賠償を求めた裁判で、大阪地裁は、1月16日に損害賠償の支払いを命じました。
ヒゲだけで人事評価を下げる‥
法律家から見ると、大阪市のやり方は、やり過ぎです。
現在の大阪市長も、その前の大阪市長も弁護士ですが、判決には怒りまくっているようです。
「労働組合憎し」のオーラが漂っています。
「労働組合憎し」のオーラが漂っています。
しかし、法律家は扇動家ではありません。
法律家であれば、感情論ではなく、まず法律論として、冷静な議論をするべきです。
身だしなみが必要な職場はありますが、それは職場ごとに違います。
地下鉄の運転士のヒゲが、職務にどれくらい関係があるか、という観点から考えなければなりません。
前の大阪市長が茶髪の弁護士だったことも、バランス論で考えて良いかもしれません。
「一網打尽に全てダメ」というのは、法律的な考え方ではありません。