労働法の講演をしてきました

弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。

先週、労働時間について講演しました。

労働時間は、「働き方改革」のテーマであり、重要な問題です。

国会での審議では、与党は、労働の効率化を主張して、高度プロフェッショナル制度の導入を図ろうとしています。

対する野党は、長時間労働が野放しになり、過労死を招く、不払い残業を認めることになる、と批判しています。

弁護士からみると、長時間労働・過労死の問題に危機感を覚えます。

しかし、過労死や残業代の不払い問題に集中するのはよくないことです。

労働時間は、１日８時間、１週間４０時間です。

残業代をきちんと払え、とか、過労死をなくせ、というのは、原則である８時間・４０時間をはるかにオーバーした次元での議論です。

１日８時間労働をきちんと守れば、睡眠時間を確保できるだけでなく、家事・育児、団らん、趣味などの時間もきちんととれ、健康な生活ができます。

法律どおりに労働時間を短縮せよ、というのが本来ではないでしょうか？

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