女性記者を守らないテレビ局 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

弁護士の労働問題解決講座 /神戸

労働問題で活躍する弁護士が,
解雇・残業代・労災などを解決し
あなたの権利を,100%追求する
ノウハウをblogで紹介します。

夫婦岩です。

男女は平等なのかしら?

 

弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
某事務次官がセクハラ疑惑で辞任しました。
ところで、女性記者のつとめる会社の対応は、労働弁護士として見すごせません。
 
記者であれ取材対象者であれ、ハラスメントは許されることではありません。会社は怒るべきです。
 
ところが、被害相談を受けながら、上司が、二次被害につながることを恐れて抗議や報道をしないことを決めたと言います。
 
泣き寝入りを社員に強いています。
この女性記者の上司の対応こそ、「二次被害」です。
会社は、社員の労働環境の安全に配慮する義務があります。
その義務に違反すれば、損害賠償責任さえ発生します。
 
テレビ局は、この問題が報道後、遅ればせながら財務省に抗議をしたといいますが、本来は、女性記者に対してきちんと謝罪するべきです。
 
対する官邸側も「はめられた」などというのは、公益通報の精神にも反します。反省すべきです。
 
>関連記事
マタハラ、やめて