住友ゴムアスベスト訴訟で賠償命令-神戸地裁 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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アスベスト

 

弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
神戸では、アスベストをめぐる裁判がたくさんあります。
 
そのうちの1つに、タイヤ製造で使っていた「タルク」という粉末に含まれるアスベストが原因で肺がん中皮腫なったとして、タイヤ製造メーカー「住友ゴム工業」を訴えた事件があります。
2月14日に神戸地裁が、賠償命令を出しました。
 
アスベストは、繊維質のある鉱物の一種で、耐熱性があるので、建材、耐熱製品、水道管などに使われてきました。
しかし、重度の発がん物質です。仕事場や家庭でアスベストの粉じんを吸い込んだために、死亡する人もたくさんいます。
 
神戸は、水道管をたくさん作っていたクボタ工場へ向けて、神戸港から大量のアスベストを陸揚げしてきました。
 
また、重厚長大産業が栄えていたため、耐熱のアスベストもたくさん使われています。
 
さらに、阪神淡路大震災では、建材に含有されているアスベストが大量に飛散しました。
 
だから、神戸は、アスベスト裁判が多い。
 
私自身は、いま、国を相手とする国家賠償裁判を神戸地裁でおこなっています。
すこし前は、環境飛散裁判をしていました。
 
 
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