アルマーニと制服代 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
オリンピックの羽生結弦選手の復活演技は驚異的でした
 
私はこの前、神戸ポートアイランドのスケート場に子どもと遊びに行きました。
ゆるキャラ?がペンスケ君です。(神戸市立ポートアイランドスポーツセンターwebから引用)
フィギュアスケートの坂本、三原選手を輩出して、横断幕がたくさんありました。
 

東京中央区の区立泰明小学校で、イタリアの高級ブランドアルマーニの制服を使用することが話題になっています。全部で8万円かかるという制服代が問題になっています。
トップダウンで決めたこの校長は「服育」とか言っていますが、保護者の負担について何とも思わなかったのでしょうか。
 
私の子どもの通っている学校では、今春から通学カバンを変更します。
2年間、教員、生徒会、PTAで検討して決めました。
値段が1000円ほど上がることになりましたが、それでも校長先生は保護者に負担になるなーと心配していました。
 
私は、アルマーニ校長よりも、わが子が通っている校長の教育・金銭感覚に賛同します。
 
 
さて、会社で制服を着用することもあります。
会社が制服・作業服を従業員に無償貸与していることも多い。
しかし、法律上は、制服代は、従業員負担でもよいことになっています。
そのかわり、税法上「給与所得控除」という項目で税金調整することになっています。
 
高額な制服代とか、同意なしに制服代を給与天引きする場合には、違法となる余地はありますが、原則は「特に問題なし」なのです。
 
 
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