ドラマ三昧な日々を送っていますが、観ていて「えっ!?」と思うことがあります。
清朝時代の紫禁城の後宮が舞台となっている中国ドラマでは、懐妊した妃嬪の胎児を標的にする時、麝香や水銀を使用し、『宮廷の争い女』というドラマでは、皇帝の雍正帝は丹薬という水銀を含んだ薬を飲み続け死に至りました。
また、1950年代のイギリスのポプラーという町を舞台にした『コール ザ ミッドワイフ』という修道院で働く助産婦のドラマでは、あるシスターが「歯科医から柑橘類を止められているの。歯の銀歯と柑橘類が化学反応を起こしたら困るでしょっ!!!」という内容のセリフを言っていました。
中国ドラマもイギリスのドラマの話もそんなに大昔の話ではありませんが、水銀が身体に悪く、時には死に至ることもあるということは昔から知られていたのに、保険適用の銀歯の材料として長年使用することをどうして国は認めていたのか疑問に思いました。
調べると、水銀には有機水銀と無機水銀があり、歯科材料となるアマルガムは無機水銀で水俣病の原因はメチル水銀という有機水銀で異なるそうですが、無機水銀は気化して口の中で「蒸気水銀」になった途端有害物質となり、有機だろうと無機だろうと有害であることは明らかでした。
↑サイトを読むと『歯科治療におけるアマルガムは水銀と銀など他の金属との合金の総称で、虫歯治療後に銀歯としてよく使われてきた詰め物の材料です。1980年代までは非常に一般的で、ごく最近まで使うことができました。材料学的には非常に優秀な材料で、何より抗菌性が高かった。普通、一度虫歯治療をした歯は「二次カリエス」といって再び虫歯になる可能性が高くなるのですが、アマルガムを詰めた歯の周りには虫歯はほとんど起こらないのです。また治療の際には柔らかいため、穴の部分に密着させて詰めることができ、その後、噛み合わせに耐えるほどまで強度を増します。その割に他の歯にダメージを与えるほどではないという程よい自然な硬さでした。』
(黒字部分:『ドクターズファイル』より引用)
とありました。
また、水銀を含む歯科材料「アマルガム」が人体に悪影響を及ぼす可能性が認められ、保険適用から外されたのが2016年と、つい最近のことでした。
まさかドラマのセリフから水銀の人体に及ぼす悪影響について耳にするとは思いませんでした。
リウマチの他、精神疾患等にアマルガムが影響していると言われています。恐らく、原因不明の症状にも関わっていると思います。
2016年に保険適用から外され、これからの子ども達に使われることがほとんどなくなったのは望ましいことですが、とても時間がかかりすぎています。すでに影響を受けている多くの人への対策を取ることも大事だと私は思います。
国はアマルガムを歯に詰めた世代やその世代の人々の中で病気に罹患している人がどのくらいいるか、どのような病気に罹患しているか調べ、統計をとるべきだと思います。
私見ですが、ある世代に何かしらの特徴が見つかると思っています。
銀歯を入れて平気な人もいる、と言われるかもしれませんが、平気でない人がおり苦しんでいる以上、歯科ではアマルガムの悪影響について知っていることが当たり前になり、水銀が体内にどの位溜まっているかを調べる検査と重金属の排出(キレーション)の治療法を歯科や内科において、国は保険適用で確立すべきだと思います。
なぜこんなにアマルガムにこだわるのかというと、自分が大変な思いをしているということもありますが、水銀の影響はアマルガムを詰めた大人だけでなく、その親から産まれる胎児にも影響を及ぼすからです。
国がアマルガム排出の治療法を確立してこそWHOが挙げている『健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱 の存在しないことではない。』(厚生労働省HPより引用)という真の健康を得られる方法の一つとなるのではないでしょうか。
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