中国の北京から、飛行機で西寧へ。
西寧の駅から、青蔵鉄道という電車に21時間(!)乗って、チベットのラサに到着。その後、ラサを数日かけて観光しました。
チベットは、なかなか行くことが出来ない秘境というイメージでしたが、
中国資本が入っているのか発展しており、
中心地は立派な都会でした。
ガイドさんの話だと10年前までは何もなかったそうです。
今回は、そんな旅行中の模様をお届けします♪
こちらは青蔵鉄道。
西寧を夜の9時頃出発して、ラサに夜の6時頃到着します。
4人一部屋の寝台車。
寝台車自体久しぶりでしたが、寝る所は綺麗でしたし
食堂車もちゃんとありましたし、とても面白かったです♪
青蔵鉄道は、世界で最も高い場所を走る鉄道です。
一番高い所は5千メートル!!!
こんな険しい場所に鉄道を通したということに感動を覚えます。
ヤクや馬などが放牧されていて心が和み、見ていて飽きません。
5月ですが地面が凍っていて、寒そうです。

こんな寒い場所を、一人の巡礼者が「五体投地」をしながら進んでいるのを見た時、信仰はこれほどまでに人を突き動かすのかと、衝撃を覚えました。
ガイドさん曰く、チベットの人にとって、
巡礼していることが一番の幸せなのだそうです。
電車の車内はとても快適。
食堂や、洋式トイレもありました。
ラサ到着。中心部はすっかり都会でした。
今回宿泊したシャングリラホテル。とても広くて豪華なホテルです。
どれだけ広いかというと、スタッフがセグウェイのような乗り物で移動しているぐらい(笑)
ポタラ宮。昔、ダライ・ラマが住んでいたところです。
今は僧侶もごくわずかしか居ないとのこと。
女性たちが、少数民族のコスプレをして写真を撮っています。
チベットでは、貸衣装とコスプレ撮影が流行ってました。
夜はライトアップ。
ちなみにこの宮殿の標高は、富士山と同じぐらいです(笑)
下から階段を上るとめちゃくちゃ息切れします。
その前の日は、
標高2000メートルの西寧で過ごしていたとはいえ、
高山病の症状も出て、私は少し頭が痛かったです。
具合が悪くなってしまった人や、
酸素を吸いながら歩いている人もいました。
(ツアーでも酸素缶が配布されました)
ダライ・ラマが避暑地にしていた離宮、ノルブリンカ。
チベットの仏教美術がとても素敵で見惚れてしまいました。

問答をする若い僧侶たち。

街中にも巡礼の人が多く、
数珠やマニ車などを持って歩いています。
信仰が大切にされていることを実感。
ラサに3日ほど滞在し、その後ラサ空港から北京へ。
北京で1泊して日本に戻りました。
中国に滞在するのは10年ぶり。
本当に綺麗になっていて、驚きました。
また、チベットではガイドさんのお話を伺って、
今のチベットがおかれている環境、状況を少し感じることができました。
日本に帰って、チベットの本をあれこれ読んでいます。
様々なことを考えさせられる、貴重な旅になりました。
次は、観光地化されていない、山奥の寺に行ってみたい。
聖地であるカイラス山をこの目で見たい。
妄想は尽きません…(笑)