「射精道」
「性教育の現状と課題 ~泌尿器科医の視点から~」
男性不妊外来より「セックスができない男子が増えている問題」が提示された。
今から約70年前、新婚カップル(平均年齢/28歳男性23歳女性)の平均性交回数は3.9回/週
子どもの数は平均2.6人ですから、およそ2日に1回セックスをして、2~3人の子どもがいたという計算になります。
現代の日本では“若い男子は性的関心・性欲が強く必要なことは勝手に学習しているから、性教育は必要ない”と考えられ、どちらかと言えば、禁欲・性欲をコントロールするための性教育が主流になっています。
ところが今、日本人、特に男子の生殖活動に異変が起こっています。
- 月に1~2回しかセックスをしていない(挙児希望の夫婦)
- セックスをしても気持ちよくないので射精できない
- セックスのとき、射精したことがない
- セックスとマスターベーションを合わせ、射精は週1回程度
「これは少なすぎ
30代までは毎日2回は放出していました。
そうしないと息子が落ち着かず,暴れ出します。
スカートをはいた女性を見ると妄想し、Gパン女性をみるとお尻に顔を埋めたい衝動を抑えきれなくなりました。」
男性不妊外来には、このような若者の来院が増えています。
実際に男性不妊症の原因を見てみると、1位は造精機能障害ですが、その次に多いのが勃起不全や射精障害です。
つまりセックスがうまくできないために、子どもができないことが分かっています。
実際に、当院の男性不妊外来に占める射精障害の割合は15%。
射精障害の内訳を見てみると、膣内射精障害が半数以上で、この割合は男性不妊の約8%に及びます。決して無視できない数字です。
膣内射精障害は、半数以上の症例でマスターベーションの仕方に問題があります。
特に手を使わないマスターベーション、その中でもうつ伏せでシーツや床などにペニスをこすりつける手法を好む方が顕著です。
また、膣内射精障害の方によくある所見としては次の3つが挙げられます。
- 刺激を始めて射精するまでに20分以上かかる
- 精液量が1ml以下
- 勃起していないのに射精する、もしくは勃起していると射精できない
これらに心当たりがある方は要注意。
不適切なマスターベーション習慣のある人は、勃起していない状態(または半勃起の状態)で射精をすることが多いため、勃起をした状態で射精ができるように訓練する必要があります。
さらに、私が射精障害の治療をするなかで、気づいたことがいくつかあります。
うまく射精できないまま大人になると、20代後半から性欲が低下し、射精すること、セックスをすることへの情熱が薄れていく。
早めに成功(性交)を経験しないと、射精技術を習得しようとする気持ちが失せる。
正しい知識があれば、経験不足はカバーできる。
性交を経験する前に、射精をコントロールする技術を習得していたほうが良い。
これを踏まえて私は「射精は1日にしてならず」とお話しています。
- 夢精や遺精以外の意図的な射精は、生来備わった能力ではなく習得していく技術である。
- 箸や鉛筆の持ち方を習うように、ペニスの持ち方(使い方)も習う必要がある。
- 射精をコントロールするには高度の技術が必要。習得には地道な訓練を要する。
- 適切な(性欲が強い)時期に射精技術の習得を開始する必要がある。
「「遺精とは性交やマスターベーションによらずに,性的興奮を伴って射精する現象
のことですが、これは、昔某SM雑誌で関連記事を読んだことがありました。
女王様がm男さんを厳しく責め立てながら、
「さあ、おまえに与えられた唯一の自由は射精することだよ。いいかい、一切触れずにいくんだよ」
これはきびしい。
そんなことができるのかと思いました。
実録でなく,創作だろうと思いましたが、そのセッションでは、激しいむち打ちもハイヒール責めも吊しでもギンギンに逸物を硬化させつつも射精には至らず,激しい怒りの炎を浴びせられます。
触れれば即発射でしょうが、そうはいきません。
ディルドウによる肛虐で、前立腺を刺激すれば,これまた即発射でしょうが、そんなことは女王様は百もご承知で、そんな甘えは許されません。
さあ、困りました。
厳しい責めを耐え抜くと顔面騎乗のご褒美でした。
「さあ、私のお尻を嗅ぎながら往くんだよ」
M男さんはかなり強く興奮しますが,それでも発射はできません。
長時間のアナル奉仕、中まで差し込んで、力の限りご奉仕を続けます。
それでも往けません。
女王様が立ち上がり、奴隷の口に御聖水を注ぎます。
なんだか、奴隷さんももう一息の感じです。
顔面お聖水シャワーではなく、きれいに口に注だれ、奴隷さんも一滴も溢さずに飲み干しました。
まだ往けてないのをみて、女王様は奴隷さんに対して前向きに頭をまたぎ、徐に腰を下ろしていきます。
女王様の分身を受け取りながら、ようやくm男さんは昇天していきました。
後半は創作ですが、とにかく触らずに上り詰めるのは大変なことです。」」
そこで私が考えたのが「射精道」です。
武士はこうであるべきという姿を説いたものが武士道ならば、射精道とは射精はこうであるべきという姿を説いたものです。
射精道にとっての刀はつまり陰茎で、刀の使い方を練習するようにマスターベーションをし、刀で勝負するのと同じようにセックスをするということです。
たとえば思春期には……
一.マスターベーションを基本とする
二.セックスは心技体が伴うまで行うべからず
三.他人に迷惑をかけるべからず
四.一人になれる空間を確保すべし
五.勃起した陰茎を軽く握り、亀頭部を刺激するようにしごくべし
など全部で16項目考えました。
青年編や妊活編も作っています。
実際の若い男子は、性的関心・性欲が強い人ばかりではありません。
ある一定数の人が、勃起・射精障害の予備軍になっていますし、現代の若者たちは基本的に導かなければ学習しません。
また男女における「性の学習」機会にも差があり、女子は初潮や月経、妊娠、避妊、出産、更年期など性をまじめに学習する機会があります。
しかし男子は、女子に比べて性を学習する機会が少なく、放っておいたら一生を通じてまじめに性を学び、考える機会がないかもしれません。
性教育の講師も圧倒的に女性が多いです。
男性の男性による男性のための性教育が必要なのではないかと考えています。
ある男性の打ち明け話(私のことではありませんよー)
高校は男子校、大学は工学部というコースでは、女性との出会いはほとんどなく、キャンパスにはかわいい女性、きれいな女性がたくさんいても、せいぜいおかずにさせてもらうのが精一杯で、話といってもなかなかかみ合いません。
せっかくの合コンも飲み過ぎて醜態をさらし、次から誘いの声もかからなくなります。
うまくいかない日々、アルバイトしてお金も風俗に消えていきます。
「二十歳までには童貞を捨てなければ」
誰もそんなことを言っていないのに、勝手に強迫観念に駆られて、ソープランドに向かいます。
ソープ嬢の方はそんなエキセントリックな童貞さんなどできれば相手したくないでしょう。
「膣に入るのってこんなに温かいんだ。」
と感激しますが、
「この程度なのか」
とも思います。
中学生の頃から毎晩激しくペニスを刺激し、手淫のほか、カップ麺を使ったり、様々な裏技を駆使してきた猛者を自認してきましたが、肝腎の腟内での経験がありませんでした。
ピストン運動してもらうと気持ちよいです。
妙齢の結構きれいな女性が相手です。
でも上り詰めるには何かが足りない。
決定的に何かが足りない。
思えば、眼前に勃起した状態で放出したことがありませんでした。
なんて、振り返るのは良いですが、だんだん女性の対応が厳しくなってきます。
「だめなの?」
この一言は効きます。
心臓にナイフ一刺しです。
やっぱりダメなんです。
どうしたら射精できるか、彼は知っています。
もちろん、自分の手でというのはこの場面ではありえません。
どうしましょう。
風俗とはいえ女性に恥をかかせるわけにはいきません。
ここは一発度胸を出して、お願いしましょう。
「あのう~~、顔にしゃがんでもらえないでしょうか。」
ソープ嬢は呆れながらも
「そういうお客さんいるのよね。」
といいながら希望通りにしてくれます。
当然その姿勢は腟内ではありませんが、股間はいきり立ちます。
ここまで来たら恥ずかしいも何もありません。
ソープ嬢のおねえさんのアヌスに鼻先を宛がってみます。
プロですから、匂いなんてしませんが、ずっと嗅いでいると少しずつ、
「ああ、お尻に顔を埋めているんだよな~」
と思う匂いが漂ってきます。
お姉さんが股間を口に含んで刺激してくれます。
ここは耐えどころです。
おねえさんのアヌスにドリルなめをしてみます。
あっという間に放出です。
とてもよかったのですが、これならSM本を見ながら、自分でするのをあまり変わりませんね。
落胆しながらも、「これが私の生きる道」とじわじわ覚悟ができていきます。
缶コーヒーをもらい、たばこも選べるようでした。
「やっぱりこうなっちゃったか。」
思わずうつむいていると
「こういうお客さん、結構いらっしゃるわよ。」
私が興味を示すであろうネタを出してくれます。
「足を舐めさせて欲しいとか、オシッコを飲ませて欲しいとか、しょっちゅうよ。」
「黄金は?」とは聞けませんでした。
m男さんこそ、性戯に長けて、女性を喜ばせる技がないと生きていけません。
そこまではたどり着けなくてもせめて普通の性交ができないとお話になりません。
せっせとアルバイトをしては、そのソープランドに通い、1年間そのソープ嬢のお姉さんに
「普通の性交とは」
を教えて頂きました。
普通に膣内射精できるようになり、一方で、ご褒美も多少は頂きました。