代表的夏野菜の茄子、煮ても焼いてもお漬物でも・・・
体を冷ます作用があります
「親の意見となすびの花は千に一つの無駄もない」ってホント?
最近あまり耳にしなくなりましたが、茄子の着果率(花が咲いてそれが結実する率)が高いことから、親のいうことをよく聞いて素直な子にするための教訓として使われる諺です。
「母性」に対して「父性」という言葉がありますが、厳格で躾の厳しい父親像など、とんとお目にかかれなくなった昨今ではあまりぴんと来ないようです。
茄子の花が全て実になるかというと、実際の着果率は50%にも満たないといわれています。ということは、親の言うことに対する子供の信頼度もその程度なのかもしれません。
「秋茄子は嫁に食わすな」などともいわれます。
代表的な夏野菜で体を冷やす作用があり、嫁の体に障らないように気遣ったからで、嫁いじめではないというのが、最近の説です。
生のまま塩もみにするだけでも美味しい茄子ですが、煮ても焼いても揚げても・・・どんな調理法でも美味しく食べられます。
「焼きナス」は簡単調理ながら、茄子本来の旨味を味わうにはもってこいのメニューです。
さて、落語「茄子娘」とは、どんな噺かというと・・・。
東海道の戸塚(現在の横浜市戸塚区)の宿から在へ入った山あいに「宗源寺」というお寺がありました。
村の人たちはみんな丈夫なので弔いなどないので、和尚さんは畑で野菜作りに余念がありません。
ある日のこと、蚊帳に入って休んでいますと、蚊帳の外に「茄子の精」だという娘が現れます。
和尚が「なんじゃな?」 と尋ねると「和尚さんは日頃、畑の茄子に向かって、早く大きくなれ。大きくなったらワシの妻(さい)にしてやると仰いましたので参じました。お礼に肩など揉んでさしあげます」と。
「うんうん、なるほど。たしかに大きくなったらワシの菜(さい)にすると言うたが、おかずにするという意味で、女房にするとは言うてはおらん。じゃが、まあよい。蚊帳へ入って肩を揉んどくれ」
茄子の精が蚊帳に入った途端、天候は一変、急に雨が降り出して雷が落ちてきて、後は落語の宮戸川の世界。(何があったかはご想像にお任せします)
そしてその翌朝。
「ああ、夢であったか・・・夢にもせよ、まだ修行が足らんわい」と、和尚は行方も知れず雲水の旅に出てしまいます。
それから5年の歳月が流れ、和尚さん戸塚の宿へ戻ってきました。
寺はだれも住んでおらず、そのまま立ち去ろうとしたら・・・小さな女の子が「お父様」と言って現れます。
「はて困ったな、ワシは旅の坊さんだよ。そなたのテテ親であろう道理はない」
「でもあなたは私のお父様。だって私は茄子の子ですもの」
「何と申した?」
「 そなたは幾つになる」
「5歳です」
「しかしそなたは誰に育ててもろうた?」
「 一人で育ちました。」
「は~あ。親は茄子とも子は育つ」
というばかばかしい噺。
茄子は味噌汁の具や糠漬けには定番です。カレーやパスタにもよく用います。
夏から秋にかけて旬のものをいろんなメニューで食べたいものです。
当ブログで茄子はたびたび取り上げています。
茄子の味噌炒め(豚茄子)
http://ameblo.jp/bendream/entry-11285133615.html
トマトと茄子のトルティージャ
http://ameblo.jp/bendream/entry-11302546032.html




