【平成30年11月16日(金)】
【平城宮】(天平17年(745年)~ 延暦3年(784年)) 所在地:奈良県奈良市佐紀町
第48代称徳天皇 在位:天平宝字8年(764)~神護景雲4年(770)
淳仁天皇の廃位によって孝謙上皇は事実上、皇位に復帰した。後世では孝謙上皇が重祚したとして、これ以降は称徳天皇と呼ばれる。日本史上唯一の、出家のままで即位した天皇である。
【東院庭園】
1967年、平城宮東張出し部の南東隅に大きな庭園の遺跡が発見されました。この場所は『続日本紀』にみえる「東院」にあたることから、発見された庭園は「東院庭園」となづけられました。
称徳天皇はこの地に「東院玉殿」を建て、宴会や儀式を催しました。最近の研究では、光仁天皇の「楊梅宮」はもとより、聖武天皇の「南苑(南樹苑)」もこの場所を中心として営まれていたとする説があります。いずれも発掘された「東院庭園」と深く関わる施設でしょう。
隅楼の八角柱
隅楼
紅葉と逆さ隅楼