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日頃お世話になっているナアーさんご夫妻は、自宅で実ったブドウと水をひたひたに入れた瓶を2つ持ってきて、

『アンタの店で預かっておいて』

と軽く言って旅立ってしまった。


白いアクが取っても取っても現れるし、私も3日間休みを取るのでとうしようかまいってしまっていた。

日光に当てて殺菌を試みたりもしたが今ひとつ。


酵母に魅せられたパン屋-ブドウ酵母

酵母に魅せられたパン屋-ブドウ酵母


どうにでもなれと、フタを軽く閉め私も店を空けた。


旅行から戻ってきて様子を見ると、あまり変化は無く舐めると酸味が強い。

とにかく発酵を進めるために砂糖を投入する。


今朝の様子はプクプクと発酵の気配が出てくる。

何とかなるかも知れない。


ナアーさんはパンを焼く訳ではない。

酵母液がワインのようになることがある美味しいものを一度飲んでもらったことがあって、そうなればいいなぁと思ってである。


このブドウは酸っぱくて、とてもこのままでは食べられない。

でも大豊作に実ったものも捨てるのも忍びない。

そんな気持ちはよく解る。


ナアーさんが帰る30日辺りには、搾ることが出来るだろうが品質保証は出来ない。

酵母の子守唄を知っている方が居たら教えて戴きたい気分になる。





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日頃お世話になっているナアーさん宅のぶどうが大豊作で3Kg程戴いた。

ナアーさん夫妻が暫く留守にするため完熟前の収穫となり、とても酸っぱい。


とにかく干しブドウにしてからと以前書いたが、その様子を少し伝えてみたい。


色はトテモ美しそうな黄緑色で、まるでマスカットのようだ。

実は固い。


さっと洗ってざるに拡げて天日干しにする。

1日干し終えて少し赤茶けてくるブドウがあった。


好天続きで日を追うごとに赤茶けて、しぼみ始める。

ほぼ1週間でほとんどが赤茶けてしぼんでいるが、中はまだ果実がタップリあり、干しブドウになるまではまだまだ時間が掛かりそうだ。


酵母に魅せられたパン屋-手作りレーズン

時間はどれだけ経っても構わないのだが、白カビらしきものが発生している。

房から実を外すと小さな穴があく。

そこに白いものが・・・・。

口に入れてみると別に変な味がする訳ではないが、よく見ると胞子のように見える。

他にしぼんだシワの間にも少し発生している。


酵母に魅せられたパン屋-手作りレーズン

そんな部分をつまんで除去してゆく。

全て手作業は大変なのだが

『そういう範囲』

だから私自身はやっていられる。

『そういう範囲』

を超えての作業となると私は出来ないだろう。


開業した理由のひとつに全て自分でパンをつくりたいと言う願望があった。

その願望はある意味において限界があると気付いている。




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お盆辺りから夏本番の暑さとなった。

寝苦しい夜に夏を感じる。


久し振りに夏休みを取る。

家族旅行に出かけるため数日だが農園の水やりができないので大豆(枝豆)を少し収穫した。

1株に多いものでは40サヤ。

少ないもので15サヤくらい。


酵母に魅せられたパン屋-BIG BEANS 収穫3

酵母に魅せられたパン屋-BIG BEANS 収穫2

もう少し待ったほうがいいのかなと思いつつ2株だけ抜き取り茹でて食べてみると何とも言えない美味しさ!

癖が無く、どれだけ食べても食べれそうである。


酵母に魅せられたパン屋-BIG BEANS 収穫4

葉や茎、サヤはほんわか青臭い香りはあるが、枝豆には全く別の味や風味があるようだ。


酵母に魅せられたパン屋-BIG BEANS 収穫5

根には円い根粒が付いている。

ココに根粒菌が居て

『窒素』

を供給するので土地が痩せていても大豆は生長するらしい。


酵母に魅せられたパン屋-BIG BEANS 収穫1

それなら根は残しておいた方が土には良いだろうと思い、引き抜かずにハサミで根元を切る。

育ちの良さそうなものを6本切った。


市販されている枝豆より小ぶりだ。

サヤには2~3粒入っていて直径1cm強くらい。

5gにするには30~40粒位は要る。


大豆(枝豆)酵母のパン作りは微妙である。

子供達にも、この枝豆を食べさせたいし、来年に播く大豆も50粒位は確保したい。

あと11粒残っているが、どうなるだろうか。


人の食を満たすためには莫大な量を必要とすることが作物づくりで感じる事が出来る。

自然の営みの循環における副産物が食物ではないだろうか。


私はパンを作っているが

『物』

ではなくて、

『食物』

を作っているという自覚だけは、何時もシッカリ持っているつもりである。



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