今年も例年から比較すると温室から外に出す時期が早くなっていると感じます。
プルメリアにとっては良いのでしょうが、人類からするととても不安になる事ですね!
さて親爺はこの時期から肥料やりを開始しています。
「まだ早いでしょう!」と言われそうですが、確かに早い?ですね。
これは「ゴールデンウイークを過ぎてから」と例年と比べているからですね。
でもでも…良くプルメリアを観察してください。
枝の先端から葉が展開してきていませんか?
そうです動き始めて来ています。
個々の株で違いはありますが、既に目覚めて成長を開始した株には頃合いを見て肥料が必要になって来ます。
親爺流では、温室から出した後に枝先や株の状況をよく見極め、目覚めた!と感じた株には少しずつ肥料を与えます。
プルメリアの場合、先端の葉が開いて伸ばし始める時に通常の倍に希釈した液体肥料を与えます。
1000倍液を作成、通常の倍の薄さ!
そして問題なく生長を続けるようであれば置き肥を与えます。
この置き肥も少しずつ量を増やしていきます。
例えば親爺が使用している魅惑の肥料を例にすると、通常35gパックを作りますが親爺はこの半分の20gパックを作り最初に与える肥料とします。
Mと記載があるのはミディアムの略で置き肥した月を記入しています。
そして成長に伴い通常量に変えていきます。
秋口には逆に少しずつ減量していき11月には完全に肥料を切ります。
親爺が肥料に関して気を付けていることは以下です。
①:肥料を与えすぎない
*:禍肥料状態となると花が咲くより成長にエネルギーを使い大木になってしまいます。
②:継続して肥料分が効くようにする
*:植物が肥料を必要とする時に与えられれば継続して生育できる。
③:1種類の肥料だけを与えない
*:人間と同じで栄養分の偏りが無いようにする。
まあ、色々と書きましたが全て親爺流です。
基本的なことだと思いますが、育成環境や考え方によっては違うでしょうから。
詳しく一つずつお話しますね。(あくまで親爺流ですよ!)
①について、
肥料を多く与えるとプルメリアは花を付けるどころか成長にスイッチが入り上へ上へと伸びて行ってしまいます。 そして花芽?と喜ぶとコブが出来て枝分かれするだけです。 特に花が咲いていない1本物には注意が必要です。 禍肥料は根を痛めます。
②について、
本来であれば土の中にある肥料分を吸い上げて成長に使うのですが、プルメリアの用土は水捌けが良く肥料分が少ないので成長には必ず肥料が必要です。 この事を自然と同じように少しずついつでも吸い上げることができれば理想と考えます。
③について、
1種類の肥料を与え続けていると偏りは出てきます。人間の食事と同じで偏りなく均等に栄養を与えましょう。
以前から肥料については記事にして来ましたが間違えて欲しくないのは専用の肥料では無ければダメ!と言う考えは捨てた方が良いでしょう。
爆弾発言かもしれませんが、ハッキリ言って各社の配合肥料分に大きな違いはありません。
親爺も専用肥料と言われている物を使用していますが、配合が良くて汎用性が高いと考えて魅惑の肥料を使っています。
当然プルメリア以外の植物にも使用しています。
ハイビスカス、チューリップ、バラ、観葉植物、ビカクシダ類、イチゴ、メロンにも使っています。
ですが、すべてに一般の化成肥料も併用しています。
最後に、とあるプルメリアショップの肥料が欲しいけど届かない!という記事を以前に書きました。 確かによく考えられていますが、皆さんの近くに同じような肥料はたくさん売られています。
簡単に手に入ります。
プルメリア専用でなく植物専用を上手に使えば綺麗な花を咲かせることができるでしょう。
開花はもう直ぐ、お礼肥もお忘れなく!
4月30日追伸です。
本日プルメリアガーデンさんから今年の分の肥料が届きました。
いつもありがとうございます。
今年は一度に3袋(4.5Kg)を頼んでおきました。
5月になると消費が激しいのでこれから袋詰めです。