プルメリアの育て方の基本(その1) | Nom親爺のブログ

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プルメリア育成や南国の植物のお話

プルメリアの育て方の基本(その1)

 

2回の連載で親爺流のプルメリアの育て方?をお話ししようと思います。

色々なお話をしますが、最近色々と質問されたり、聞かれたりしたことを中心として

親爺が知っているグッ

やってみたらグッ

実際にどうなった!!

を親爺の能書きのようなお話しにして行こうと思います。

 

もしかしたら、一生モノになるかもはてなマーク

もしかしたら、直ぐに削除されるかもはてなマーク

なんだか判りませんが長文になりますよビックリマーク

毎回の事ですが「親爺流」ですから。

 

プルメリアって?

原産地は西インド諸島のキョウチクトウと同じ種類の木です。

キョウチクトウは日本でも街路樹などでよく目にすることがありますが、その仲間です。

自生地は、主に中南米アメリカや東南アジア諸国の熱帯地域です。晴れ

このように熱帯地域の植物を寒い日本で育てるのですから少しの工夫や注意が必要となります。

 

日本ではホームセンターなどで夏の間販売されて皆さんの手に入りやすい植物です。

しかし、買って花を楽しんだのはいいけれど・・・冬に枯れてしまった!?という経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

そして、ほとんどの日本人の方が思っているプルメリアのイメージが「きれいな花を咲かせる植物」「ハワイでレイに使われている花」などではないでしょうか?

実はプルメリアと言う植物は大木になる「」なのです。

皆さんが思っている「草花」とは違い5mを超える大木になる植物です。

皆さんがホームセンターなどで購入して「わぁ~きれい!」と思い育て始めようとしている植物は・・・大木になる「」です。

何回も脅すわけではないですが、上手に育てるには、ここは重要なのです。

親爺農園でも2mを超えてしまいダルマ落としで背丈を低くして育て直している物もたくさんあります。

そして熱帯植物であること。メラメラ

基本的には15℃以上あれば育成が進みますが、10℃を下回ると育成が止まり休眠状態に入ります。

最近の日本は温暖化の影響?により熱帯地方特有の気候となってきていますが、やはり冬は到来します。

プルメリアの育成で一番気を遣うのは冬です。

(育成に慣れると一番楽なのは冬なのですが)おーっ!

最初に、この2点をご理解ください。

 

今回は皆さんがホームセンターなどで購入して来た!という所からお話しします。

それでは順番にご説明します。

ホームセンターなどで購入したプルメリアは基本咲いているはずです。

これは根が張って育って咲いているのではなく、幹に蓄えられた養分によって開花しているのです。(例外あり)

そして植えられている土は、一般の培養土だと思われます。

直ぐに水はけのよい土に植え替えましょう。

きちんと管理できれば土は選びませんが、初めてや今まで失敗している方は水捌けのよい土に植え替えた方が失敗が少ないです。

この時に根の状態を確認してください。

 

植え付ける鉢は?

底面がスリット状になっている水捌けのよい鉢を選ぶのが良いと思います。

プルメリアは上へ伸びるので深さのある鉢が適しています。

 

土はどんなものが適しているか?

根腐れなどを起こさないように水捌けの良い土が良いでしょう。

親爺が使って一番良いと感じている土は「粒状培養土」です。

メーカーの宣伝ではありませんが、粒状なので水捌けがよく、且つ殺菌されているのでプルメリアには向いています。

長く育てていると色々と欲が出てくるので、あれやこれや!と自己ブレンド!を作りたくなりますが、先ずはこの「粒状培養土」のみで育ててみましょう。

(自己ブレンドはその2で)

 

どこに置いたらいいのでしょうか?

自生地と同じように直射日光晴れがガンガン当たるところに置いてください。

皆さんもご存じだと思いますが、植物は葉で日光を受けて光合成をおこない養分としていること。

プルメリアはこの光合成が顕著です。

ですから葉も大きくなり光を欲しがります。

そしてこの養分が花芽の育成につながりますので重要です。

(日当たりに困っている?はその2で)

 

水やりはどうしたらいいでしょうか?

1年を通して水やりの方法は違います。タラー

ここでは夏の時期についての水やりをお話しします。

1日1回しっかりと水をあげてください。

あげる時間帯は?

夕方18~19時がいいと思います。

検索すると朝晩2回と書かれている場合があると思いますが、親爺は夜1回にしています。

朝もあげるときはありますが、この場合は5時~6時までの間のみ少量です。

理由は・・・皆さんに質問ですはてなマーク

自宅にホースリールがある方で日中太陽が当たっているホースリールで水を出したことがある方・・・水が熱湯になっていることがありませんか?

無い方は、コップに水を入れてプルメリアの置いている場所に置いて日中その水を触ってみてください。

「アチッビックリマークメラメラ」となりませんか?

そうです、その現象が鉢の中で起きているのですよ!

しっかりと温度管理できれば問題は無いのですが、親爺のようにめんどくさがり屋さんは無理です。

またお勤めの方などは朝より夕方~夜の方がいいと思いますよ。

結果:水やりは夕方~夜にかけてたっぷりとあげましょう。

どうしても夜あげることができない場合は、朝に少量をあげてください。

 

梅雨の時期に雨の当らない場所に置いた方がいいですか?

親爺は特に何もしていません。(できない)

葉が大きく育てば鉢にはそれほど水は入りませんので。

逆に梅雨の時期に水をあげることの方が多いです。

ですが、心配でしたら梅雨の時期だけ軒下に入れるのも問題ありません。

室内に入れるとハダニが出ることがあります。

ハダニは水が嫌いですから防止の意味でも出しておいた方がいいです。

 

肥料はどんなものをあげたらいいですか?

一般的に売られている化成肥料で問題ありません。

初心者にありがちな失敗は、私たちが使っている肥料を真似して使い、体調を崩すこと。(使い方が難しい)

まずは、通常売られている化成肥料で問題ありません。

 

冬にはどうしたらいいですか?

温室がある方は温室に入れて加温してください。

温度は、10℃前後が最適です。(8~10℃)

15℃以上は逆に季節感がなくなります。

室内に取り込む方は、日中と夜間の温度差の少ない場所を選んで置いてください。

落葉樹ですので、葉は全て落ちます。(一部の種類は落ちません)

葉が落ちている場合の水は必要ありません。ですが、1か月に一度程度、日中の暖かい時間に水をあげてください。

室内で管理していて葉が全て落ちていない場合は、1~2週間に1度程度、日中の暖かい時間に水をあげてください。

 

来年も花を咲かせるにはどうしたらいいですか?

非常に難しい質問です。おーっ!

プルメリアは枝の先端から花芽を出します、ですが花が咲いた後はその部分は枝分かれしているはずです。

この枝分かれしている先端が熟成しないと花芽は付きません。

では先端を熟成させるには?・・・その2でお話しします。

簡単ではありません。

 

 

ざっとお話ししましたがなんとなく分かってもらえたでしょうか?

偉そうなことを言っていますが、基本的にはインターネットで調べられる内容ですから。

 

ここでは基本的なことをお話ししましたが、もっと深く知りたい方はその2へお進みください。

それでは、ブーケ咲きのきれいな花を夢見て・・・。