閉経と更年期障害とホルモン補充療法について | あいかのブログ

あいかのブログ

看護師 おまたぢから&経血コントロール
からだを知る解剖生理学講師 妊娠前の身体作り。健康でいるためのセミナーや啓蒙をしています。


生まれたからには死にますけど、
生理も始まったからには
適正なタイミングでおわります。

The 閉経ですが「卒経®️」と呼びましょう。

何故か日本人って
閉経イコールオンナではなくなる、みたいなイメージが多いみたいです。

女性ホルモンとして分泌していた
エストロゲンと
プロゲステロンが
卵祖細胞の消失により
分泌しなくる。


女性ホルモンが出なくなるイコールオンナではなくなる、みたいな??🤔


だからおばさんがおっさん化してしまうのかしら。。。😅

生理が終わったからって
勝手に性転換しないで下さいね❗️とは
毎回エイジングケアでは
叫んでいます。


あと、やたら長引かせたがる方や
閉経が遅くて自慢される方もいらっしゃいますが(苦笑)
平均より長く続くとエストロゲン曝露が長くなり
乳がんなどのリスクファクターになりますし、

閉経が遅れるほど子宮筋腫の頻度が高まると言われています。

また早い初潮(実際生物学的に見たら15-16歳で来れば良し。4年生で来たらやっぱりちょっと早いです。平均が早くなってるからそのカテゴリーにいて大丈夫、と安心しない方がいいですよね。)

遅い閉経に関しては
非喫煙者の肺がんリスクも高まるという調査結果もあります。

51歳以上まで月経が続いた人の肺がん発生率は
なんと
50歳で平均閉経を迎えた方の約二倍だそう。


また卵巣摘出などで人工的な閉経を迎えた場合に
急激な女性ホルモンの消失から
ホットフラッシュや
発汗や
のぼせや不眠など
いわゆる更年期障害と言われる症状が急激に強く出て
ホルモン治療をする流れに、ということも。。。

これは更年期障害の症状緩和にはなるものの
閉経後にホルモン治療と称して
HRTというホルモン補充療法を行うわけですが
いつも言うように
薬は
メリットがあれば
必ずデメリットがある、ということも理解する必要があります。

つまりベネフィットとリスクです。
これを天秤にかけて
ベネフィットがリスクを上回るから
薬は適性適宜で使われるわけですね。

だから薬は悪ではない。

ただし、飲み続ける場合はどうでしょう?
やはり
リスクを経過観察していく必要があります。
これは看護師目線。





HRTに関しては
低用量ピルの1/5-1/8くらいのホルモン量と言われていますが
本来身体が分泌しなくなって
それまでコキ使ってきた自律神経がバランスを崩す極みで
アンバランスを起こして不具合が出ているとこに
化学的なホルモンを補充することで
ちょっと元の状態に近づけて
楽にしようといういわゆる西洋医学の得意な「対症療法」。。

だから症状緩和は楽にしてくれる←メリット

本来ないはずのもので
化学的な物質を体内に足すこと←デメリットがおこる可能性




量は少なくてもホルモン剤には変わりません。

副作用によくあげられるのは
吐き気
不正出血
頭痛
胸が張る、
偏頭痛持ちさんは悪化しやすいため
使用注意、となっています。
つまり常日頃から血管が収縮して痛みが出る、つまり
偏頭痛や生理痛があった方は
注意が必要と読み解いた方が安心かなぁと
個人的には考えます。

実際多くの受講者さんから伺っていると
生理痛がある方で偏頭痛持ちの方は多いです。


あと、これはもうホルモン剤のサガですが
血栓が出来やすくなる。
なので通常のピルであれば
35歳以上の服用は
注意が必要というのは
わたしたちも散々国家試験対策で仕込まれ続けた内容かと。。。

低用量より低用量ではあっても
それは普段からの生活習慣による
高血圧や
瘀血を始めとした血の汚れ
脱水や冷えなどによる循環血液量の低下などにもよるでしょうが
やはり血栓というのは
そもそもが閉経後の注意が必要な案件のひとつ。。

ホルモン補充療法も
併せて観察が必要ですよね、
という看護的な見方。。。



HRTによる乳がんのリスクは使用5年を過ぎると
急に上がるという研究も海外にいくつかあり
リスクがベネフィットを上回るとのことで
海外ではかなり下火なようですが
日本は結構されてる方を多く伺います。


目先のツラい症状を楽に?抑えてくれそうなのが
薬では有りますけど
根本的な部分を整えてみませんか?


エイジングケアのおまたぢから®️でお話しします。

動画受講。

全ての女性が通過するステージです。
ぜひ一度聞いておいてくださいね。

↑演歌歌手みたいやね🎤笑😅