経血コントロールすると経血が減る?増える? | あいかのブログ

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看護師 おまたぢから&経血コントロール
からだを知る解剖生理学講師 妊娠前の身体作り。健康でいるためのセミナーや啓蒙をしています。

経血コントロールをしだすと

経血が減りますか?


と、質問が来ます。


うーんと。


減ったように感じる方の場合は

ちつを締めるトレーニングのときに

子宮までロックするように

下腹部全体を使ってしめすぎていて

このときに呼吸がうまくつけられず

つまり緩められなくって

子宮がロックして

収縮などがうまくいっていないことが予想されます。

(はい、再受講に来てください(笑))


なので

3締め5温泉とか

しめたら必ず呼吸をつけて(息を吐いて)ゆるめてくださいね!

と言うわけなのですが。


現代人は基本的に緊張させることが得意です。

まぁ自然に緊張していますよね。

男女ともに交感神経寄りの方が多い。

つまり力をいれるのが無意識だし得意だけど、

抜くのは苦手なんですね。


おまたぢからワークショップなどでも

深呼吸のワークで

しっかり腹壁を出したりへこましたりして

呼吸をきちんとできる方は

とても少ないのです。


しっかり呼吸ができていない方が本当に多いのです。

無意識でしている呼吸ですけど、

呼吸って生きるのにとても重要なシステムです。

ここが無意識に浅くなっていたり、正しくできなくなっていたら????


細胞に酸素がいきわたらない、

二酸化炭素がきれいに吐ききらない・・・・。

常に酸欠で常にガスだらけの細胞・・・・・。


それっていかがですかね?????


呼吸、とっても大事です。

日頃交感神経よりなのですから

無意識で浅い呼吸になっているのですから、

意識的に深く深呼吸すること、

正確な方法で深呼吸を毎日行うこと、

とってもとっても大事なんですよ。




さてさて、子宮も筋肉です。

しめすぎてしまえば固くなります。


やわらかく弾力があって、あたたかい血液が充満して、

ぷりんぷりんのピンクの子宮であれば、ところてんのようにつるりを経血がはがれ、

子宮もきゅっと収縮して、

はがれた経血を、腹圧とともに気持ちよく押し出せるでしょう。

酸欠で縮こまった硬い子宮であれば、はがれるものもするりとはいきませんし、

収縮も硬いままとなります・・・・。

さて、うまく排血できると思いますか~?



経血コントロールが成功しだすと、

1日の経血量は増えたように感じると思います。


なぜなら身体にとっての、ノーマルの生理は3日間。

すっきりはじまりすっきり終わります。

そのうち1日目と2日目の日中(特に午前中)にほとんどの経血が排泄されます。


身体にとってノーマルでナチュラルな生理では夜の排泄はありません。

このため日中だけ、

特に始まって2日でほとんどの経血が出てしまいます。

特に午前中が多いですね。

これは自律神経の働きによるもの。


内臓は基本的に副交感神経優位のことが多いです。

が、子宮に関しては交感神経優位の臓器なわけです。

なので自律神経と子宮の機能が健康に働いていれば

排血は日中。

夜、副交感神経の時間帯には排血しない、ということになるのです。

交感神経にスイッチされるのは朝ですね。

なので、経血コントロールが成功しだすと、

生理のスタートも朝目覚めと同時に・・・ということになってくるのです。


あら。

こんなセミナーで言ってること書いちゃって、太っ腹~。(笑)


ちなみに経血コントロールを開始して2~3か月くらいで

コアグラ(血液の塊)が多量に出てくることがあり

あわててご連絡くださる方がいらっしゃいますが

これ成功している証拠なことが多いです。

今まで出きらなかったもの・たまっていたものが、

子宮の筋肉が良い状態になり、子宮があたたかくなったり、自律神経レベルで整ってくることによって、

デトックスとして出てきている・・・ととらえてよいことがほとんどです。

出きってしまえばさらさらの経血になってゆきます。


が、素人判断は危険なこともあります。

あまり不安であれば病院で異常がないか確認するとよいかなと思います。

とはいえ上記を理解しているドクターはあまりいらっしゃらないことが多いと思いますので、

ご注意を。。。^^;