セミナー中など
ご家族が
お客様が
こういう場合 どうすればよいでしょうか?
と ご質問を受けることがあります
え~と
残念ながら その方が伝えてくれる 客観的情報だけでは少なすぎて
どうにも答えづらいのが 現状です
答えてあげたいけど
答えられないのです・・・
中途半端になるから
そして 実際には あてはまらなくなってしまうから
こういう場合
「わたしが」観察する場合のポイントや
「わたしが」情報としてほしい情報が
決定的に少ないのです
わたしが 自分で情報を
得ない限りは ちょっと難しいのです
からだというのは
基本的に構造は一緒だよ と言っていますが
お年寄りや
疾患を持つ方は
もう アンバランスにアンバランスを重ね
その上 投薬や治療をしていたりする
そうすると その 状態は
もう ひとつではない
その疾患特有の いろいろは ありますけど
それでも それだけではないのです
それこそ 顔色 肌の状態 活気
呼吸の浅さ 姿勢 まで
わたしが得たい 客観的情報は
あくまで からだ視点の 客観的観察事項なわけです
「~だと言っている」
「~だと思う」
そういうのは 残念ながら
客観的情報には なりにくいし
必要な情報の優先順位として 低いことが多いのです
そして「疾患」というのは あくまで結果であり
原因ではない
原因を探らねば
原因がわからねば
治癒や 軽快へ
なにをしていくとよいのかという
優先順位的な 個別ケアや アドバイスは でてきません
症状だけ見て なにかをするのであれば
それは 対症療法です
根本的な対処には 至りません
もちろん 症状がある場合は
対症療法も必要ですが
同時に 原因に対処してかねば
根本的な解決には 至りません
症状だけ見て なにかをするのが
治療ではありませんが
どうしても西洋医学は
対症療法が 多くなってしまいます
お子さんの 一番のナースは ママです
それは ママが 子供のいつもの 普通の状態を
知っているから
ちょっと異変がおきたときに
「なにか 違うぞ」
と 気づけるわけですね
普通を知らなければ 異常がわからないというわけ
これだけは言えるのが
高齢者や 疾患を持つ方に
ご家族や セラピストが
なにかケアを 行う 場合
「よくしてあげよう」とおもわないことも大事です
可能な限り 苦痛を取り除き
日常生活を 楽にしてあげることが 最優先
その上で
「現状維持」や「悪化させない」 ことなのです
よくしてあげよう と思うには
いろいろ進みすぎていることが多いのです
そして
それを 自分ではもうできない状態になっていることも多い
セミナーではしつこく言っていますが
治療と同時に
必ず いついかなる時でも
ホメオスタシスのバランスを整えることが 最優先課題
これは難しいことではなく
あたりまえの 生活習慣を整えることでしたね
自分が悪いと思っていなくて
5年10年単位で続けている よくない生活習慣が
たいていの 不具合の原因だったりします
よく寝て
食事や皮膚につけるものに気を付け
深呼吸と
適切な運動
便・尿・汗で 排泄をする
そして ストレスをためない
ハッピーでいること
「運動・食事・睡眠」
よく言われているとこを
普通に行えばいいだけ
いわゆる生活習慣
しかし これができないから
なにか健康トラブルがおこる
それを うん十年熟成
治療や投薬で 発酵させていることが多いわけです
生半可なゆがみ方ではないことが 多い ^^;
んだから
端的に これをすればいいってことは
もはやありません
生活習慣を
地道に整えてゆくこと
そして 悪化させないこと
これは とっても 大事なことに なります
なので よくしてあげようと思ってしまうと
お互い
つらくなってしまうのね
ケアにおいてはすべて
実行可能・実現可能なことから
行うのも ポイントです
運動もですが
生活習慣は
「続けて」なんぼ ですから
続けてわるくなってるわけですから
続けなくっちゃ
よくはならぬのです
なにかしてあげたいと思う気持ちは
素敵なものです
が 持ち方によっては
単なる ケア側の 「エゴ」になる
その人が いかに苦痛なく 楽に 日々過ごせるか
これを最重要に
考えることです
つまり高齢者や 疾患を持つ方の場合は
それこそ 大好きな煙草をやめて つらくつまらない思いをするくらいなら
煙草を吸い続けて 満足した気持ちで
死にたい方も いるってことです
がまんして長生きはしたくないという方もいる
それを 家族とはいえ 否定することはできないこともある ということです・・・・・
本人の のぞむ生活に 近づけることは
治療者の思いや 介護者の思いと
けして 一致するものではないことも多いのです
治療・リハビリなどの ケア中は
少しでも日常の変化をみつけて
やる気を起こさせること
継続する気力を もち続けさせること
本人が 実際必要とするフォローを
自分のこうなってほしいというエゴと
すりかえないこと ですかね
家族も 子供も 個人なのです
いち個人として リスペクトした対応が
必要なのでする
このへん 難しい線ひきのことも
ありますけども・・・・・・^^;