昔の記憶:完全閉店に見た礼儀正しき老いた店長(記憶のP日記) | パチオタマニアな私が独自に深く突っ込みますね

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2021年はパチスロ「いろはに愛姫」を中心としたネタを
たまに変わったことを書いたりして
なるべく万人向けに分かりやすく突っ込んだ内容にしたいです

 

 

ハタチの頃・・・


90年代初期

 

いかにも70年代かと思わせた

とあるホール

 

殆ど客がいなく
お年寄りの店長が見守る・・・

当時こぞってF1のテーマが流れる

ホールの多いなか

一貫として演歌を流してたっけ

 

それに耳栓すら要らなかった

両隣に人も居なく心地よく

羽根の開閉音やクギに玉が当たる音が

よく聞こえた時代・・・

 

景品も
特殊景品よりは
よくお菓子を持ち帰った記憶があり

親にもいまでは吸わない煙草を

持ち帰ったりとか
そんな最も思い出深いホールが
ありました

 

なかには不思議な羽根物までも

 

いまの海物語ばっかでは考えられない
三洋物産の

 

ピエロ

 

という台

 

見た目、パチスロのジャグラーに
手足の動きがキモくなった感じ

 

なんでアレに惹かれたのか・・・

役物内にはコレといった仕掛けも無く

勝ち負けはどうでもいい

 

ノスタルジックで
ミステリーな雰囲気に
ひたすら場を感じながら居たかった

 

羽根は手両手、足は飾りだったっけ

そんな中・・・

 

完全閉店のアナウンスが・・・

 

店長が
昔ながらの紳士的な礼儀みたく

 

ご愛顧ありがあとうございました

 

と、深く頭を下げてお辞儀をしたまま

そのまま自動シャッターが静かに

ゆっくりと閉じました

 

もちろん、その日をもって
営業終了とはいざ知らず・・・

 

それを駐車場から
じっと見続けていました

私以外の客はもういませんでした

 

あのとき・・・

いま思い出せば
パーラーと呼ばれた時代の
ひとつの終わりを告げたんだなと

 

あの老人紳士な店長の心境は
どうだったんだろう・・・

 

そう考えながら
最後の客としてクルマを出すまで
数分は動けなかったのも覚えてます

 

写真にでも収めたかったと思いつつも
記憶、脳裏にあるビジョンが
間違えないうちに
いつまでも残しておきたい

 

ここには文字で刻めれる

おそらくこの娯楽の
いまでは考えにくい良さを
ずっとこういったデータとして
残ればいいのかなと思う

 

どんな本や記事にも

こんな特異な記憶を残すひとは

いないのでしょう・・・