世界を代表するファッションブランド「CHANEL シャネル」はフレグランスやジュエリーなどが有名な中、時計界でも上品さとブランドらしさがあり人気の高いブランドです。
その証に、2019年には「J12」がジュネーブ ウォッチグランプリのレディース部門で受賞や、他6回の受賞歴があるなど数々の功績を残しています。
今回は注目度の高いモデルから限定品として発売された『マドモアゼル J12 ラパウザ』を紹介します。
J12
マドモアゼル J12 ラ パウザ, 38MM
2023年に「マドモアゼル J12 ラパウザ」はブラックとホワイトの2色展開で発売されています。
この2カラーは同モデル「J12」の特徴でもあり、シャネルのウッチメイキングのアイコンなのです。
2000年に「J12」のブラックが誕生して人気を獲得、その後2003年にホワイトが発表されました。その「J12 ホワイト」が冒頭にもあるジュネーブ ウォッチグランプリで賞を獲得しています。
J12 ホワイトセラミック 38MM
はじめに発売されたブラックもかっこいいと人気が高いそうですが、これは好みが分かれそうですね!
そもそも「J12」はレーシングやヨットのなめらかなラインからインスピレーションを得て作られているのです。
他のモデルと比べると高級感を残しつつもカジュアルな印象を与えてくれるので普段使いにも適しています。
自由であるための「ラ パウザ」
『マドモアゼル J12 ラパウザ』を見た時にまず目に入るのは存在感のある文字盤でしょう。
この横向きの女性はアドモアゼルと呼ばれているガブリエル・シャネルがモデルとなっており、彼女の腕が時間を示しています。
ガブリエル シャネルは世界的有名ブランド「CHANEL シャネル」の創設者であり、フランスを代表するファッションデザイナーです。
シャネルは時計や香水、アクセサリーなど幅広く展開していて、そのどれもがあらゆる女性にとってのインスピレーションであり続けています。
大きな影響を与えたガブリエル シャネルには「自由な女性のため、女性の解放」という理念がありました。
様々な歴史が残される中で、この文字盤のボーダーカットソーにセーラーパンツのスタイルも1930年頃に撮られた写真からインスピレーションを受けて作られています。このスタイルは当時にとって画期的なスタイルだったのです。
そんなカジュアルで自由な様子が撮影された場所がモデル名にもなっている「ラ パウザ 」
イメージ写真
マントンとモナコの間に位置する土地に、「ラ パウザ 」と呼ばれる別荘を購入。内装などもこだわり20年間にも渡り利用したそうです。
ちなみに、ラ パウザはイタリア語で「休み時間」を意味ます。
プライベートもしっかり満喫していてシャネル自身がまさに「自由な女性」そのものですね!
インスピレーションを受けたのは時計だけではありません。
別荘の周りのラベンダーからインスピレーションを受け作られたフレグランスやコスメなどはたくさん。
現在のシャネルにとっても大きな影響を与えているのです。
時計としての性能
腕につけているだけで存在感があるH7609ですが、デザインだけではなく時計としての性能にも優れています。
ブラックセラミックの素材は傷に優れた耐性をもち、ステンレスの約7倍の強度を誇っています。
ムーブメント「12.1」
シャネルがケニッシ社の株式を取得したことで実現したオリジナル自動巻ムーブメントを採用。パワーリザーブは70時間を誇ります。
防水機能も200防水とファッションブランドでもレベルの高い、時計愛好家も納得の性能です。
まとめ
圧倒的存在感で、ガブリエル シャネルの両腕が時間を示す
『マドモアゼル J12 ラパウザ』
一見、時刻が見ずらいようにも感じますが、時間に追われることのない自由な感じがこのデザインの全てな気がしてとても素敵だなと思いました。
サイズも女性にしては38mmと大きめですが、ガブリエル シャネルが昔からメンズのファッション素材を取り入れたりしているように、性別や時代に囚われないデザインなのも人気の理由のひとつなのでしょう。
男性がこのスタイルに合わせて着用するのも黒で締まってかっこいいと思います。
女性がメンズの服を着たり、男性がメイクしたりする多様なこの時代にぴったりの時計なのではないでしょうか。
特別な時計を求めている方、カジュアルなスタイルにとてもおすすめの一本です。