ロレックスの中でも上位モデルとして君臨するデイデイト。
フラッグシップモデルであるデイデイトは高性能モデルである傍ら、世界中のセレブやスポーツ選手、大統領などの著名人たちに愛されてきた『成功者の象徴』としての顔も持っています。
そんなデイデイトの中でも特に話題を集めた一本をご紹介します。
デイデイト 40 228235
デイデイト 40 Ref.228235は、2015年のバーゼルワールドにてデイデイトⅡの後継モデルとして発表されました。
ムーブメントはデイデイト36と同じCal.3255が搭載され、パワーリザーブは約70時間に延長されました。
また、耐衝撃と耐磁性もアップしています。
デイデイトは元々36mmが伝統的なサイズで、ドレスウォッチらしい華奢なサイズ感となっておりました。
その後に発表された「デイデイトⅡ」では一気に5mmもサイズアップした41mmとなり、「デイデイト40」で1mmサイズダウンとなりました。
左から36mm、41mm、40mm
デイデイトⅡは生産終了となり、現在は「デイデイト36」と「デイデイト40」のみが現行モデルとなります。
オリーブグリーン文字盤 魅力の秘密
デイデイト40が発表された当初、オリーブグリーン文字盤はまだラインナップにありませんでした。
登場したのは2015年バーゼルワールドの翌年である2016年。
デイデイト50周年記念の年に新たな文字盤として、ラインナップに追加されました。
記念すべき年に誕生したこともストーリーを持たせたように思います。
今では複数ある文字盤の中でも一番の人気ですが、その人気の秘密は何でしょう?
3つの魅力ポイントをご紹介します。
①ロレックスのコーポレートカラー
企業やブランドには、コーポレートカラーが存在します。
コカコーラであれば赤、エルメスならオレンジのように、そのブランドを連想させるカラーのことです。
コーポレートカラーを使用した商品というのは、"ブランドらしさ"が感じられるため、消費者から好まれやすい傾向にあります。
ロレックスのコーポレートカラーはグリーン。
オリーブグリーンはロレックスのロゴほどはっきりとした色味ではないですが、購入するのであればこちらの文字盤を選ぶ方も多いのではないでしょうか。
②サンレイ仕上げ
光の当たる角度により違った印象が楽しめる文字盤は、サンレイ仕上げが施されています。
サンレイとは太陽光線の意味で、中央から外側へ向かって無数の放射線が広がる模様の文字盤をそう呼びます。
その工程は非常に手間がかかっており、文字盤の中心から外側へ向かって溝を作ったあとにカラーを塗布。その後、軽くニスでコーティングすることでこの美しい文字盤へと仕上がります。
聞いているだけで緻密な作業だとわかります。
繊細な作業で芸術的な文字盤を仕上げる職人さんには脱帽ですね!
③エバーローズゴールドとの親和性
デイデイト Ref.228235は、18K エバーローズゴールドをケースやブレス素材に採用しています。
エバーローズゴールドはロレックスが独自開発した素材で、ピンクゴールドに少量のプラチナを配合して作る変色に強いゴールド素材です。
また、プラチナの配合によりゴールドの色合いも優しくなりました。
オリーブグリーン文字盤とエバーローズゴールドは、どちらも柔らかな色合いで輝きます。
優しく、双方の親和性の高い美しさに、私たちは魅了されているのでしょうね。
YouTubeでもご紹介していますので、よろしければご覧ください。
プレジデントブレス
最後に、デイデイトを語るのに欠かせないプレジデントブレスについて触れます。
プレジデントブレスは、デイデイトや金無垢素材のレディースデイトジャストに使用されるブレスです。
「プレジデント」のネーミングは、デイデイトが誕生した1956年に当時のアメリカ大統領アイゼンハワー氏に贈呈されたことが由来となっています。
バックルはコンシールドクラスプで、エレガントな印象を与えます。
現行のメンズモデルでは唯一、デイデイトにのみコンシールドクラスプが採用されています。
ベルトやバックルだけでも、特別感を感じられますね。
憧れの時計、デイデイト
見ているだけでうっとりとしてしまうようなモデル、
228235 オリーブグリーン文字盤。
ロレックスの中でもデイデイトは上位モデルですので、ハードルも高いかもしれませんが、背伸びしてでも欲しくなるような一本ですね。
運良く出会えたら、ぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。