脊髄治療について検索していた時、下記の2009年のニュースを見つけた。
食品色素として一般的なブリリアントブルーFCF(通称「青色1号」)の派生色素ブリリアントブルーG(BBG)を 脊髄損傷させたマウスに投与したところ、脊髄の炎症が抑えられていることが判明し、数週間後には、辛うじて前進できるようになるまで回復したという。
私が好きな入浴剤も 同じような青色だから、興味を持ち、このニュースに関する他記事を探してみた。
しかし、
この一連の研究は脊髄損傷の治療に有望な新しい方法を提供するものではあるが、患者への応用が可能になるまでにはまだ何年もかかると警告している。加えて、どのような治療法であっても、脊髄損傷を受けたばかりの患者にのみ有効であり、損傷から1日以上経過した患者には有効ではない。
Blue Dye May Hold Promise in Treating Spinal Cord Injury(Jul. 27, 2009)
(やっぱり、実用化されても私は適応外かぁ…)
wired.jp の記事は、以下の文章で締めくくられている。
Nedergaard氏は、更なる実験が必要であることを認めている。同氏は資金が得られ次第、臨床試験を行ないたいと考えている。問題は、青色1号が非常に安価なので、臨床試験を支援する製薬会社が見つけられそうもないことだ。同氏は政府の支援を希望している。
そして、その後のブリリアントブルーG(BBG)を使用した脊髄損傷への研究の海外ニュースは見つけられなかったので、残念ながら、Nedergaard氏たちは支援をうけられなかったのだろう。
それにしても、安価な原料だから製薬会社の開発支援が受けられないという現実も悲しい。
何年も音沙汰のなかったブリリアントブルーGだが、2022年に日本の製薬会社が「脊髄損傷の治療剤」として特許申請をしていた。
AIに尋ねてみた結果、実用化が近いという意味ではなく、残念ながら、まだまだ基礎研究の段階だそうだ。
また、ブリリアントブルーG(BBG)は、他分野で活躍しており、2019年に実用化された眼科手術用の染料剤に使われているそうだ。
青色色素(特に人工着色料)は身体に悪そうなイメージを持っていたけれど、実際は問題はなさそう。
そういえば、青色の薬には、アズレンが主成分の非ステロイド系抗炎症塗り薬の「アズノール軟膏」、アズレンうがい薬もある。近年流行ったバタフライピーのお茶の天然の青色は、アントシアニン類の一種である「テルチナン」を主成分とする青色の色素だそう。
身近な青色というと「青色LED」も有名だし、青色のポテンシャルは計り知れないのかもしれない。
↓お気に入りの入浴剤は「青色2号」使用だった。

