新国立劇場 "ドン.ジョヴァンニ"とモーツァルト | Bella Italia

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第11回ウィーン.ザルツブルクオペラツアー、5/19[日]ウィーン散策です。

 

写真は、ウィーンの"モーツァルトハウス"。

この日午前は、数多くの作曲家が眠る中央墓地に行く前に、ガイドさんがシュテファン寺院まで行く道すがら、オペラにまつわる場所(主にモーツァルト)をいくつか案内して下さり、そぞろ歩きしました。

 

通称"フィガロハウス"ともいわれ、名作「フィガロの結婚」を作曲し、妻コンスタンツェと結婚し、子供をもうけ、一番幸せだった時期といわれるモーツァルト。

ウイーンには10軒の家があったようですが(引越のため)、現存するのはこの"モーツァルトハウス"のみ。

 

この時のツアーでは、生地ザルツブルクで"モーツァルトの生家"と、"モーツァルトの住居"を訪れたので、ウィーンでは観光に入れなかったので、入場はしませんでしたが、このように案内して頂き、ありがたかったです。

 

新国立劇場が時折無料配信を行っているデジタルシアターで、モーツァルトのオペラ"ドン.ジョヴァンニ"が、10/13~12/7まで無料で視聴できます。

https://www.nntt.jac.go.jp

もしくは、ネットで"新国立劇場"で検索されると、出てきます。

 

2022年12月公演 (アサガロフ演出)

指揮: パオロ.オルミ

ジョヴァンニ: シモーネ.アルベルギーニ

レポレッロ:   レナート.ドルチーニ

ドンナ.アンナ: ミルト.パパタナシュ

オッタ―ヴィオ: レオナルド.コルテッラッツィ

エルヴィーラ:  セレーナ.マルフィ

 

アサガロフのオーソドックスな舞台に、オルミの手堅いタクト。

何よりレポレッロのドルチーニが従者役にピタリとはまり、ドラマを引っ張ります。

タイトルロールのアルベルギーニも、舞台経験からさすがの貫禄。しっかりと聴かせます。

オッタ―ヴィオのコルテッラッツィのリリカルな声。

歌える歌手を沢山必要とするオペラ、上演にあたり、歌手を揃える重要性を再認識します。

 

人気ナンバーが数多くあり、それ故の難しさもありますが、やはり天才モーツァルトの書いた音楽は美しく、いつ聴いても心地良く体に入ってきます。

 

過去のオペラツアーに行った時にガイドさんから聞きましたが、モーツァルトは一度五線譜に書いた音符は、二度と書き直さなかったようです。

今私たちが聴いているモーツァルト全作品は、彼の頭の中にメロディーが浮かび、舞い降り、苦も無くスコアに記し、音となって奏でられ、人々を感動させています。

やはり、天才といわれるに相応しい唯一無二の作曲家だと思います。

 

ご興味ございましたら、上記の配信ご覧になられてみて下さい。