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第11回ウィーン.ザルツブルクオペラツアー、5/20[月]ウィーン国立歌劇場内部見学です。
劇場内部の見学以外に、色々な広間があり、その一室。
歴史と伝統が刻まれてきた証が、そこかしこにあり、やはり世界三大歌劇場の一つです。
この時のツアーでは、20[月]と、翌21[火]2日続けて鑑賞したのですが、その21日公演が最近Youtubeで見れるようになりました。
"Il barbiere di Siviglia Vienna 2019"で検索されると、出てきます。
アルマヴィーヴァ伯爵: ファン.ディエゴ.フローレス
バルトロ: パオロ.ルメツ
ロジーナ: マルゲリータ.グリスコヴァ
バジリオ: ソリン.コリバン
エヴェッリ—ノ.ピド指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
100年に一人のテノールといわる、フローレス主演。
ベルカントオペラのスペシャリスト、ピド指揮。
ウィーン国立歌劇場150周年5月に行われた名演です。
当初は、5/18日公演の"セビリャの理髪師"を予定していたのですが、1897年~1907年までウィーン宮廷歌劇場時代芸術監督を務め、ウィーン市民に心から尊敬されている作曲家、指揮者でもあったマーラーの命日のため、全席完売。
この日は、毎年そうなるようです。(ウィーン在住者以外は知る由もないのですが)
なので、21日に変更し、色々と手を尽くしてこの日の公演のチケットを人数分ゲットしました。
ツアー最後の夜、19:30開演。
軽快なピドのタクトで、序曲が幕を開けると、伯爵のセレナーデ。
ハイC[ド]も出てくる難しいアリアですが、さすがフローレス。最初から聴かせます。
フィガロ登場し、ロジーナに"ギターを弾いてアピールすれば"の助言に、フローレス自らギターを手に取り、歌う"私の名を知りたければ"。
一番を終え、二番に入るとラテン調に伴奏を自ら変え、歌も超絶技巧に。
最後はハイC[ド]で締め括るという名人芸。
ロジーナのグリスコヴァの琥珀色の美声、バルトロのルメツの芸達者。
バジリオのコリバンの深々した声。
それぞれの歌手が持ち味を生かしながら、オペラは楽しく進み、フィナーレの、あまりの難しさにカットされることが殆どの伯爵の大アリア"逆らうのはやめろ"。
最後の最後に一番技巧的に難しいアリア。
フローレスは苦もなく音を紡ぎ出し、超絶技巧で見事歌いきり、万雷の拍手は、しばらく止みません。
拍手に笑顔で応え、そしてオペラのフィナーレ.アンサンブルへ。
ウィーンで4連泊したホテルが、ウィーン国立歌劇場と道路をはさんで真向い。
ウィーン最後の夜を、心ゆくまで堪能し、またカーテンコールも時間に追われることなく、最後の最後まで楽しまれた方たちもいらっしゃいました。
イタリア人がよく言う、"C`ero io"(そこに私はいました)。=現場の目撃者
ウィーン国立歌劇場開場150周年の名作"セビリャ理髪師"。
ご興味ございましたら、ご覧になられてみて下さい。