リッカルド.ムーティ特別展 | Bella Italia

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第8回イタリアオペラツアー、6/28[火]スカラ座博物館の"リッカルド.ムーティ特別展"です。

 

常設展以外に、ムーティのミラノ.スカラ座音楽監督在位20年間(1986~2005年)と、7/28日に75歳の誕生日を迎えるムーティを祝し、6/6~10/16まで"ムーティ: スカラ座時代"が開催されました。

 

ちょうどツアー中にその時期と重なったので、当初の予定を変更し、スカラ座博物館の観光を組み入れました。

特別展の様子はまたお伝えさせて頂くとして

 

1/20[金]ムーティが12年ぶりにミラノ.スカラ座に復帰しました。

音楽監督を務めるシカゴ交響楽団のシンフォニー.コンサートで、20[金]、21[土]とも全席完売でした。

 

ムーティがオケピットに姿を見せると、"Bentornato maestro!"(お帰りなさいマエストロ)の声がかかり、スタンディングオベーションで迎えられました。

 

イタリア中部アブルッツオの地震被災者に1分間の黙祷をとムーティの言葉の後、"音楽こそが人々の心を癒す"の言葉通り、カタラーニの"瞑想曲"でスタートしました。

 

R.シュトラウスの"ドン.ファン"、チャイコフスキー交響曲第4番で締めくくるプログラム。

 

鳴り止まない拍手に応えて、「この素晴らしい劇場での私の音楽活動は「ナブッコ」で始まったので、「ナブッコ」序曲をお聴かせしましょう」と、1986年スカラ座音楽監督就任開幕公演の「ナブッコ」を演奏する粋な計らいで、聴衆を熱狂へと導きました。

 

2020年シカゴ交響楽団のツアーでミラノ.スカラ座でコンサートは予定されていますが、劇場支配人ペレイラは、ムーティにヴェルディの「運命の力」とカタラーニの「ワリー」をリクエストしたようです。

 

実現することを願いたいと思います。