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第1回イタリアオペラツアー、6/24[火]ミラノ.スカラ座"賭博者"観劇の天井桟敷です。
昨日12月7日は、ミラノ.スカラ座開幕公演の日でした。
毎年、ミラノの守護聖人サンタンブロージョ(聖アンブロージョ)の日に幕開けします。
この日のチケット代は驚くほど高く、platea(平土間)でE2,400です。
毎年、誰が買うのか?と思うのですが、チケットは売り切れます。
loggione(天井桟敷)の席も、通常の公演のplatea(平土間)よりも高い値段になります。
今シーズンは、モーツァルトの"ドン.ジョヴァンニ"で開幕しました。
ミラノ.スカラ座音楽監督に任命されたダニエル.バレンボイムの、就任後初のオペラです。
演出は、カナダの鬼才ロバート.カーセン。
歌手陣も豪華で、フリットーリ、ネトレプコ、フィリアノーティ、マッテイ、ターフェルと、錚々たる顔ぶれが並びました。
最後のカーテンコールの拍手は12分間続き、歌手には桟敷席から花束が投げられ、特にフリットーリとネトレプコに対しての賛辞が多かったようです。
公演の演奏と共に話題になるのが、誰が会場に姿を見せたかということ。
女優、バレエダンサー、作家、著名人、サッカー選手など様々です。
昨日だけは、ミラノのヴィットリオ.エマヌエーレのガッレリーアに巨大スクリーンが設置され、人々は12月のミラノの寒い中、美しいクリスマスイルミネーションが飾られたなか、スカラ座で繰り広げられる熱い公演を鑑賞しました。
ロイヤル.ボックスには、ジョルジョ.ナポレターノ大統領、マリオ.モンティ首相が揃い踏みしました。
毎年ナポレターノ大統領は臨席してたのですが、辞任したB首相は来なかったので、本当にひさしぶりの大統領、首相、両巨頭のオペラ観劇です。
ミラノ市長、ロンバルディア州知事も入り、華やかなロイヤルボックスになりました。
経済の苦しさが伝えられるイタリアですが、昨日の臨席のように、政府の支えにより、質の高いオペラが続けられていくことを願っています。