-心友- | 仮面の下は暗闇。

仮面の下は暗闇。

理解はいらない。

久々降り立ったその場所は
随分と景色が変わってしまってた
それでもいろんな思いが詰まった町並みは
なんだか懐かしくて
あの頃の僕らを思い出す

奇妙な距離感のまま
肩を並べて歩いた日々
少し触れる手を取るかどうか悩みながら
結局 手を繋ぐことはなくて
それでも良いと思っていたんだ

これ以上を求めれば
きっと僕らの関係は壊れていたかもしれない
そう思ってしまうのは
きっと僕が君を好きになりすぎていたから
だから臆病になっていたんだ


何年経っても君の姿は変わっていない
声も顔も性格も
僕は僕なりに成長したつもりだけれど
君を前にすると
少しあの頃の僕に戻りそうになる
それがなんだか恥ずかしくて
変に強張ってしまう

曖昧な距離感のまま
あちこち遊び回った日々
良いのかどうかは分からないけれど
最後の別れの時 僕は確かに
君を抱きしめていた

これ以上を求めれば
きっと僕らの関係は壊れていたかもしれない
そう思ってしまうのは
きっと僕が君を好きになりすぎていたから
だから臆病になっていたんだ


再びこうやってまた話せるのは
あれで良かったんだと僕は思う
でも もしあの時
僕が君に告白していれば
君との道を歩んでいたのかな…なんて
たまに考えてしまう


これ以上を求めれば
きっと僕らの関係は壊れていたかもしれない
そう思ってしまうのは
きっと僕が君を好きになりすぎていたから
だから臆病になっていたんだ
だから今はこうして会えるんだ
なんでも言い合える心友として