家族ホリデーのお話を書くつもりだったのですが、友人宅で悲しい出来事があり、同じような想いをする人が一人でも減るように・・・と感じ、別の内容を書いています。
悲しいことって、いつ起こっても悲しいですが、でもクリスマスとか、年末年始とか、お祝い事イベントがある時にあると、余計に悲しいですよね・・・。
それに、家族イベントで、人が多く集まるときだからこそ、いつもと思いもよらないシチュエーションで事故が起こったりすることもあります。
想像したりするのも悲しいけれど、このブログで、一人でも、”あっ、気を付けよう・・・”と思ってくださって、命や、誰かの涙が救えれば、いいなと思います。
私の友人宅で起こった悲しい出来事というのは、友人家族が去年から(本当に、ちょうど去年のクリスマスあとくらいでした)飼っていた、まだ子犬のペットが、ドッグフードの袋に頭を突っ込んでしまい、とれなくて、窒息死してしまっていたという事故でした・・・。
パントリーに自分で入って、夜中か、早朝に、ドッグフードを見つけて食べて、その空のプラスチック袋がとれなくて、家族が朝見つけたときには、もう冷たくなっていたそうです・・・
私たちも、友人宅に遊びに行くたびに飛びついてきて一緒に遊んでいたあのワンちゃん。
まだ1歳ちょっとの子犬で、遊ぶことと食べることが大好きで、無邪気そのものだった、あのワンちゃん。
クリスマスの2日後で、クリスマスプレゼントにと新しいペット用のおもちゃやおやつを買ったのが、まだ家中にあって。
見るのが辛いので、全部急いで片付けたという友人一家に、なぐさめの言葉も言えませんでした・・・。
前日まで、こんなに元気で、のびのびとしてたのに・・・
この写真を見せるのが辛いので、このブログは、友人一家には見えないようにしていますが(オーストラリア人の友人なので、私のブログは読まないはず)、犬を飼ったことがある人、ない人でも、急に大事な家族がいなくなってしまう、って考えたら、辛いですよね・・・。
でもあえて書いているのは、犬でも、人でも、命って、実は思ったより簡単に、本当に小さなことで、失われてしまうことがあるっていうことを、この季節に、もう一度自分や周りに、リマインドしてほしいからです。
ドッグフードに限らず、食べ物やお菓子の袋を頭にかぶると、犬や、赤ちゃんは、自分ではとれません。
特にビニール袋は、鼻や口に吸いついて、窒息してしまいます。
うっかり、ペットや子どもが手に届くところに、袋が放置されていませんか?
クリスマスプレゼントを包んでいた袋はもちろん、ラッピングや、梱包材。
ペットや赤ちゃんが、口に入れられそうなところや部屋の隅のゴミ箱に、そのまま捨てたりしていませんか?
更に危険なのは、プレゼントとして与えられることの多い、バッテリー入りのおもちゃ。
最近のバッテリーは、ボタンバッテリーのことも多く、ぱくっと口にいれやすいサイズです。
これを間違って飲みこんでしまうと、人もペットも、命に関わります。
ペットや子どもがいる人は、絶対に、出しっぱなしや、バッテリー入れの途中で、席を外さないでください!!
また、多くの人が集まる機会が多い、年末やお正月。
車の出入りも多かったり、近所や外で遊んでいる子どもの数も多かったり。
駐車場やガレージ、ドライブウェイで見送っているときは、子どもの居場所をしっかり確認しましょう。
自分の子どもを轢いてしまったなんて・・・想像するだけで胸が締め付けられます
家にプールがあるお宅が多いオーストラリアでは、毎年、自宅のプールで溺れてなくなる子ども、それからペットが多くいます。事故を防ぐために、プールには必ずフェンスと、大人しか開けられないタイプのゲートをつけることが義務づけられていますが、それでも事故は後をたちません・・・。
ゲートを面倒でも毎回閉めること、そして子どもがよじ登れるようなものを、フェンスの周りに置かないこと。
我が家も、昨日友人のおうちで思いっきり遊ばせていただいてきましたが、例え自分で泳げて、泳ぎが上手な子でも、大人が必ず、全体像を見える場所にいます。
だって、事故はどんな形で起こるか分からないから。
事故は、物理的なものや、明らかに危なさそうなプールや車が原因だけとは限りません。
お正月といえば多くの家庭で食べるであろう、おもち。
毎年、お年寄りが、おもちをのどに詰まらせて亡くなるというニュースがありますよね。
お年寄りに限らず、嚥下作用がまだ上手でない子どもや幼児は、おもちや、大きな食べ物をのどに詰まらせるのは容易です。
それに加え、家族や親戚が多く集まる機会の多いお正月。
普段、家庭では食べさせていない食べ物や、家では気を付けて小さく切ってからあげている食べ物も、家族や親戚、または子ども同士で、悪気なくあげてしまうこともありえます。
以前に何度か事故があった、コンニャクゼリーや、夏のオーストラリアでは今が旬の、丸のままの大きいブドウなども、すっぽりはまってしまうと本当に危険。
アレルギーがある場合(我が家の長女も、ピーナッツにアナフィラキシーショックが出ます)、これで亡くなってしまうことだってありえます。
過保護と思われようと、心配し過ぎと言われようと、後悔先に立たずです。
食べて大丈夫なもの、気を付けるもの、子どもにも、周りにも伝えて、かつ、確認してください!
お子さんを守れるのは、親である自分たちだけです!
私自身も、これまで、今でも時々、”自分には起こらない”とか”うちは大丈夫”的な、謎の自信で、今思えばアブナイことをたくさんしてきました。
でも、思えば、そんな”私は大丈夫”な根拠なんて、どこにもないのです!!!
特に、なんとか大人になるまで育てて守っていただき、ようやくある程度自分で自分の身を守る選択をできるようになった(一応・・・)私自身はともかく、子どもやペットは、まだまだ、成長過程。
どうしようもない、天命や寿命で、人生をしっかり楽しみ、生き切ったあとの命が亡くなるのならともかく、ちょっとの注意で防げることで、幼い命が絶たれてしまうのは、本当に、本当に、悲しいです・・・
日本もオーストラリアも、この、イベントが多い、楽しい時期。
こんなときだからこそ、痛ましいニュースを聞くと、普段にも増して、胸が締め付けられます・・・・。
うちは大丈夫、だなんて、変な自信を持たないこと!!!
私が出来ることはとても小さく、ブログを書いたり、SNSで流すという、ほんの小さなきっかけにしかならないけれど、ちょっとだけでも、”おっと、危ないかも・・・”と注意してもらうきっかけにしてもらえたら、そしてそれで、一匹でも、一頭でも、一人でもの、ケガや事故を防げることができたら、いいな、と思います。
皆さん、本当に、ご無事で、ご健康な、良いお年をお迎えください。
生きてるって、本当に貴重で、有難く、素晴らしいですね!!!
<友人宅の犬、Mishka(ミシュカ)の思い出に>