摂食障害ストーリー⑤:xx障害になったから今の私がある | オーストラリアx日本3姉妹子育て&自分育て日記 ~自由に人生を楽しみたい~

オーストラリアx日本3姉妹子育て&自分育て日記 ~自由に人生を楽しみたい~

’頑張り屋長女’が摂食障害を克服し、オーストラリアで保育士→3女の母→在宅での仕事→大学生&通訳者になるまで。
そしてここからの、家族と自分の夢を叶える☆! 現在進行形の旅路を綴ります。
マルチリンガル子育て、異文化経験、心理学の話も登場☆

いつも読んでくださり、ありがとうございます。

 

私のダークヒストリー、摂食障害編を綴っています。

 

これまでのストーリー↓

摂食障害ストーリー①:頑張り屋の’長女’がダイエットをすると・・・

 

 

 

摂食障害ストーリー②:子どもの過激なダイエットと、親

 

 

摂食障害ストーリー③:拒食症から過食症へ

 

 

摂食障害ストーリー④:過食症から抜け出せず苦しむ私を救ってくれたのは、OOだった

 

 

 

 

 

最初はなかなか、決して自慢することではない自分の過去のことを書くのに筆(キーボード?)が進まなかったのですが、

書き出したら、どんどん書けてきました。

 

そして、書くことで癒されている自分も。

 

さらにどうして私が、この話を書かなくては!! という気分になったのかも、分かってきました。

 

 

それはもうちょっとあとで書くとして、昨日の続き。

 

 

 

祖母の、心からの、「あなたはあなたでいい」の言葉で、やっと、

 

 

「私は、私でいい」

 

「どんな体型でも、どんな外見でも、私は愛されている」

 

と感じ始められた私。

 

 

 

 

ずっと止められなかった、過食→嘔吐を、少しずつ減らすことができてきました。

 

 

つい食べすぎてはしまうけれども、嘔吐したくなるのを、必死に止めた。

 

 

そうすると当然体重は増えます。

 

 

過食症からは脱出したいけれども、まだ、ものすごく太っていてもいいのだとは思いきれず、葛藤の日々ではありましたが、

迷ったり不安に思ったときは、祖母の、

 

「さくらは、どんなふうでもかわええ。

どーんなふうでも、いちばんかわええよ。

ふとっとりゃせんけど、ふとっとっても、いつでもかわええ。」

 

との言葉を思い出して、”私は愛されている”のだと、太っている自分を受け入れる努力を、必死でしていました。

 

(この写真は私じゃないですが、こんな感じだったかな)

 

あえて家から離れた高校に行った甲斐(?)もあり、中学時代の私を知っている人は数えるほどしかいない状況。

 

それも助けになり、私は、新しい自分を1から作り始めていました。

 

 

高校で新しくできた友達は、これまでの私を知らない。

 

その解放感も重なり、

 

真面目で頑張り屋、という過去の自分を脱ぎ捨てて。

 

勉強もできて、痩せていて、なんでもできる優等生の自分は辞めた。

 

 

そうしたら、ものすご~~~~くラクになりました!!チューチュー

 

 

 

私の行った高校の校風もありますが、

高校2年生から始めたアルバイトで新しい出会いをし、

中学では出会わなかった、個性の強い友人たちもできて、

みんな違っていいんじゃない? ということを感じ始めた。

 

 

 

高校3年間は、私は、中学3年とは全く違う学生生活を送ることができました。

食事や、体重に気を遣うことが全くなかったわけではないけれど、

強迫観念に駆られるように運動をしたり、

食べすぎて吐いたり、ということは、だんだん減っていきました。

 

 

そして今思えば、根強かった母からの無言のプレッシャー。

母の、自分自身へのコンプレックスが私に転写されていたことや、

母の持つストレスが私に影響を与えていたのも、私が精神的に不安定になる要因だったと思います。

 

過食が止まらず、泣きながら、「私を止めて!」という私に、

「止めればいいでしょ、自分のことなんだから」と冷たく言い放った母。

 

 

母自身にも色々なストレスがあったのだろうし、母には摂食障害に関する知識もなかったのだと今は思いますが、

どんなに贔屓目に見ても、当時、母は私には助けとなる存在ではありませんでした。

 

 

高校に1時間かけての電車通学が嫌になり、少しだけ高校に近いという理由で下宿させてもらった祖母(こちらは母方の祖母の家)に、

’若いんだし、好きなものを好きなだけ食べればええ’という大らかな対応をしてもらい、私は更に救われました。

 

そして私は、高校卒業後は、家を出る形で、県外の専門学校に行きました。

私の場合、母から離れることで、自分を確立していくことができた気がします。

 

同時期、弟は弟で、中学後半で不登校気味になり。

試験を受けないので、行く高校がなくなり、全寮制の定時制高校に行ったりと、

彼も彼なりに苦しんでいたようです。

 

 

この、母と子の繋がりって、ほんとに奥が深いなあ・・・と思うのですが、

そして私の摂食障害になったことも、この親子関係の繋がりが、絶対影響しているとは思うのですが、

それを書き出すと止まらないので、とりあえずその後の私のお話を。

 

 

外語専門学校へ1年通ったあと、ずっとしてみたかった、留学のために、私はオーストラリアへ発ちました。

 

 

当初の予定は、2年間で、オーストラリアの短大で保育士の資格をとるのが目的。

 

 

オーストラリアに来た当初は、言語が分からない不安と、勉強と、ホームシックなどの諸々で再び精神不安定になることはありましたが、

体重に関しては、ふくよかというか、グラマラスというか、ボイン(古い?!)というか、

肉感的な人・女性が多く感じたオーストラリア。

 

むしろ、痩せているだけのアジアの女性は、セクシーさがないと言われ、もてませんでした笑

 

むっちり、ぽっちゃり、ちょっと太っているくらいが、胸も大きいしお尻も丸く、女性らしいドキドキドキドキドキドキ

感じがあり、ホームステイをしていたホストファミリーのお食事が美味しかったこともあって、

私も安心してぶくぶく太りました笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

留学があと少しで終わるという時期に、出会ったのが今の夫。

 

↑の写真の方ほどではなかったけれど、確実に、ぽっちゃり気味だった私を可愛いと言ってくれ(照照れ照れ)、

一度日本に帰ってビザを延長したあと再びオーストラリアに戻ってきて、一緒に暮らし始めました。

 

 

彼自身も当時はちょっとぽっちゃりだったので、安心して? 二人でテイクアウェイピザを1枚ずつ完食するとかの生活をしていました。

夫が、コンピューターやゲーム大好きなオタクだったので、特にその当時は運動もせず、ぶくぶく太る日々笑い泣き

過去最高体重を記録していました。

 

 

その頃は、摂食障害はちょっと影を潜めていたものの、その当時もたまに、あまりに食べすぎた気がすると、こっそり吐いたりしていました。

でもそのあとは罪悪感に囚われ、自分を責めて、夫にも八つ当たりしたり。

精神的には、まだ落ち着いていなかったんですね。

 

仕事も始めていたけれど、まだぺーぺーの新人だったので、うまくいかないことの方が多かったし。

 

まだ不安定な時期ではあったと思います。

 

不安定・・・つまり、どんな私でも、愛してくれる人がいる、という、確信がなかった。

自分の存在への不安、認められないことの不安で、いつも不安だった。

 

 

 

精神的に落ち着かない私には、夫も相当苦労したと思います。

 

でもなんとか理解しようとしてくれて、見捨てないで、受け止めてくれた。

 

 

夫に会って初めて、私は他人に、自分の摂食障害のことを話すことができました。

 

 

そして、今でもたまに嘔吐をしてしまうことがある、と打ち明けたら、夫は、

 

「それで気持ち的にすっきりするなら、すればいいんじゃない?」

 

と言ってくれたのです。

 

 

否定されなかったこと。

 

私を信じてもらえたこと。

 

 

それ以来、私はかなり落ち着きました。

 

 

 

ここでまた、運命の、そして、最大の救いがやってきました。

 

子どもを産んだことです。

 

 

よく、無条件の愛無償の愛、って、

親の愛って言われますよね。

 

私はあれ、逆だと思うんです。

 

 

無条件の愛、無償の愛っていうのは、

 

子どもから親への愛だって。

 

 

 

少なくとも私は、私にすがりつく我が子を抱いて、

「この子は、私が太っていようが痩せていようが美しかろうが醜かろうが、

そんなことは全く気にせず、私のことを心から信頼し、頼り、愛してるんだ」

と思ったとき、

 

子どもの頃から感じていた胸の隙間が、

 

埋まったのを感じました。

 

 

 

 

それ以来、私は食欲をコントロールできなくなるということもなくなり、

母乳育児のおかげで自然と体重も落ちて、

出産後1年ほどで、苦労もせず、一番理想の体重になりました。

(理想体重というのは、見た目もそうですが、自分が一番動きやすく、快適で、病気にもかかりにくい体重だと思っています。)

 

 

今現在は、ちょっとコロナ太りで理想体重より+3kgほどなんですが笑い泣き

それを気にしてパニックになるとかいうことは、ありません。

 

 

欲しいものは欲しいときに楽しむし、その反面、

さすがにちょっと身体が重いなー・・・。すっきりしたいなー、というときに、軽くダイエットというか、デトックスをすることもあります。

 

 

今もね、実は、いっつも落ち着いてるというわけではないんです。

 

 

まだ精神的な、バイオリズムというか感情の波は激しいし、

自分の感情をコントロールできないときも、たまにあります。

 

 

でも今は、そんな自分も受け入れられた。

(八つ当たりされる立場の、家族には申し訳ないけれども・・・いつもごめんね~~チューチューチュー((;^_^A)

 

 

 

 

そして今は、摂食障害のことをこうして人に話せるようにも、なった。

 

 

 

辛かったし、大変だったし、苦しんだ。

 

 

 

けれど、むしろ、その経験があったからこそ、

 

今の私がある、と思える。

 

 

 

 

 

今私が、何をしたいか。

 

どうして特定のライフスタイルを、望むのか。

 

 

 

それが、このダークヒストリーブログを書いているうちに、明確になってきた気がします。

 

 

 

次回は最終回。(多分)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビジネスブログなのに、ビジネスのことがしばらく出てきませんキョロキョロ

 

ビジネスの方にご興味、もしくは個人的にお話したいという方は、メッセージか、LINEでご連絡してくださいね。
 



キラキラbelieve-inner-youのLINE公式キラキラ始めました!
LINE公式ID:@354zspek 
Add friend

↑友だち追加していただいたら、’アメブロ’と入れてくださると、どちらから知っていただいたか分かりますのでありがたいですパーニコニコ