今度は感情失禁が出ました | 捨て活で家も頭もスッキリして認知症予防!

捨て活で家も頭もスッキリして認知症予防!

40代看護師です。
「捨てられない世代」の両親が暮らす実家の片付けを通して、看護・介護の面から片付け・捨て活の必要性をお伝えしていきたいと思っています。ぜひお読みいただけるとうれしいです!

昨日父が具合が悪いかもしれない、と姉から連絡があり駆けつけた時、父と姉で母の入浴の介助をしているところでした。

 

肩からバスタオルをかけた状態でお風呂のイスから立ち上がったものの、足が動かずなかなか外に出られなくて立ち往生しているような状態でした。

母は「寒い寒い」と言っているものの、一歩が出なくてなかなか外の車椅子まで辿り着かない・・。

 

そこに私が到着したのですが、

母は「寒い」と言いながらも、肩からかけたバスタオルが何度もずり落ちてきてしまって、タオルの端をいちいち結んでいました。

私が「寒いならタオル結んでないで、早く出ようよ」と言っても聞かずにやり続けているので、私も何度目かには口調が強くなってしまったのですが、すると母が、

「そんなに怒らないでよ〜!!」と怒り始めました。

その後の会話はこんな感じ。

私「怒ってないけど、寒いなら早く出て着替えたほうがいいんじゃないの」

「怒ってるじゃないのよ!もう死んだほうがましよ〜!!」と泣き真似をして大きな声で言ってきました。

 

おそらく父なら「そんなこと言わないで・・」となるのでしょうが、看護師の私はそうはなりません。

私「ママが怒るから周りの人も怒るんじゃないの?」

母「怒ってないじゃない!」

私「とりあえず早く出て着替えようよ」

 

「死んだほうがマシ!」と言ってオイオイ泣き真似した母の状態は「感情失禁」といって、通常であれば抑えられる感情が、ダダ漏れしてしまう状態です。

「死ぬ」なんて言われると動揺してしまいそうですが、周りの人は、悲劇のヒロインになっている本人をとにかく現実に引き戻すことをするだけでいいです。そうすることで本人の意識も切り替わります。

 

そんなこんなで怒りながらもお風呂から出て着替えをして少し経った頃、

母は「私は100歳まで生きます!年金全うするんだから!」と言っていました。

私も姉も返す言葉がなかったです・・・。あー疲れた(心の声)。