香港のHSBCで口座開設した時のことについても書いてみようと思います。

 

恒生銀行の口座を閉じるにあたり次はHSBCが便利でいいかなと思い、特に深い考えはなく決めました。それよりかなり前に日本人の友人が一緒に香港旅行した際にHSBCで口座を開いたことがあり、開設申し込み時には既にHSBCに口座を持っている人の同行が必要だと言っていたのを思い出し、香港の友人の一人に相談したら快諾してくれました。さて香港入りする前にHSBCに問い合わせて必要なら予約を入れようとしたら、予約なしでいきなり来店でOKなのと、既存顧客の同伴は過去の制度でもう必要ないと言われました。なんだ、簡単ですね。

 

香港に着き、口座開設に必要ということで本人確認書類としてパスポートと現住所が英語で確認できる書類を持参してHSBCへ。受付で口座開設希望と告げると持参した書類を確認されて、中の椅子があるところで待つように言われました。それほど待たずに呼ばれ、担当者と話します。なぜ口座を作りたいか、どのように使うのかなどあれこれ質問され、持参した書類も確認し、各項目を私に尋ねながら口座開設申込書を記入してくれます。たしか恒生銀行の時もそうでしたが、書類は自分じゃなくて係の人が記入してくれるんですよね。こういうことは本人に任せると当てにならないっていう想定で作られたシステムなのでしょうか(笑)

 

大昔に恒生銀行で口座開いたときは質問なんて特にされず、はいどうぞって感じですぐに手続きしてくれたことを思うとHSBCは煩雑なのねー、と言うと(とても気楽な雰囲気の会話でしたので)、ものすごい数の日本人が口座を作ってその殆どが全く使わず、しかも何か通知してもなしのつぶてで非常に困っているとのこと。HSBCにとってはそのような口座を維持するにもコストがかかるため、それで口座開設の受付を以前より厳しくしたのだそうです。あと、あれこれ質問があるのは内容の精査だけでなく(マネロンの可能性の有無とかね)、英語(又は広東語/普通話?)で意思疎通が可能か確認するためでもある、と。

 

書類が完成して口座が開かれるとこの担当者のお仕事は終わり、銀行窓口のあるロビーへ案内されて係の女性がついてくれ、そこの端末でネットバンキング用の設定などしました。その作業が終了すると、受付外のATMでパスワードを仮のものから自分で決めたものにすぐ変更するよう言われ、これで口座開設に関する諸々が完了です。

 

そういえば当座の機能もあるため小切手帳もくれましたが一度も使っていません。最後に小切手を書いたのは遠い昔ロンドンでのことなので、もし今更書かなくてはいけなくなったとしても間違えそうで心配です滝汗