香港のHSBCの口座が閉鎖されそうになりました。長文になりましたがどなたかのお役に立つかもしれませんので書き残しておこうと思います。

 

8月後半にメールが来て、10月28日までに以下三つのうちどれかをしないと口座が凍結されるよ、ということでした。

  1. 口座からお金を移動する(他へ振り込みしたり自分の口座内で例えば当座から普通へ移すなど)
  2. モバイルセキュリティキーかセキュリティデバイスを使ってインターネットバンキングにログインすることによって口座を復活させる。又は香港内の任意の店舗に電話か本人が来店することで口座を復活させてもよい
  3. この口座に紐づいたクレジットカードで消費する、又はクレジットカードへの支払いをする
9月中に上記2のセキュリティデバイスでログインをして、これで安心とすっかりこの件は忘れていました。ところが!11月2日になってショートメッセージが届き、凍結したから電話して個人情報を更新して解除してね、という内容。チェックしたら口座を凍結して使用制限をかけましたというメールも届いていました。
 
えっどういうこと?と思って(電話代がもったいないので)まずライブチャットで「8月に届いたメールに従ってログインしたのですが凍結されてしまいました」という相談をしたのですが、結局電話するしかないようでした。チャット対応してくれた人の感じはよかったです。
 
それでショートメッセージにあった番号に電話してみたらものすごい雑音で自動音声が一言も聞き取れず絶望的な気分に。もう一度チャットで相談すると、では普通の問い合わせ番号にかけてみてくださいとのことで番号を教えてくれました。担当者につながるまでまた雑音しか聞こえなかったら困るからと、自動音声の段階でそれを押せば担当につながるという番号も尋ねた上で(ちゃんと教えてくれた。親切でした)普通の問い合わせ番号にかけてみました。今度は雑音は少しだけで大丈夫そうでした。教えてもらった番号をプッシュして正しいところにつながったぽいんだけれど「ただいま大変込み合っており、長くお待たせするかもしれません。よろしければ後程おかけ直しください」というアナウンスと音楽が交互に聞こえる状態で15分以上待って諦めました。不思議なのが、この音楽の部分はすごい雑音でどんな曲なのか全くわからない状態だったこと。謎です。
 
一般の問い合わせ番号にかけるのはもう諦めて(以前別件でかけたときもものすごい長時間待たされたし)、だめもとで最初にかけた個人情報更新用の番号にもう一度かけてみました。するとあら不思議、今度は雑音はありませんでした。しかも全然待たされずに担当者が出ました! 本人確認のためにいくつか聞かれた後、電話をつないだまま向こうから6桁の暗号キーがショートメッセージで送られてきて、それを口頭で読み上げて、これで本人確認はオッケー。
 
続けて個人情報の確認/更新です。項目が多くて、氏名から始まり口座を維持する目的とか色々質問があります。全部終わって「では口座凍結解除の手続きしますね。2、3日で(だったかな)でまたお使いいただけます」と言われて終了でした。この担当者も感じのいい人でした。通話時間は19分ちょっとでした。
 
9月にログインしたのになぜ凍結?というのも尋ねたかったのですが、もう解決したならこれ以上余計な電話代は使いたくないわと思ってやめておきました。でも気になったので8月のメールを再確認。英語と中国語で書かれていまして私は英語の方だけ見ていました。英語表現ではログインすることによって復活するという(という意味に取れる)文言なのですが、中国語の方をGoogle翻訳で英訳してみると(中国語→英語の方が中国語→日本語よりもGoogle翻訳のクオリティが高いと私は感じているため)、ログインし、そして口座を復活させて(ログインと口座の復活は二つの別々の作業と取れる)、という文言です。はー.....次に重要な内容の時は中国語も念のためチェックしようと思いました。または、その最初の段階でそれでいいのかチャットでしつこく確認するかですね。
 
翌朝8時過ぎには凍結解除手続き完了のメールが届いてました。