実家のこと。。。

いろいろ進んでいます。


母が初ボーナスでテーラーで生地から選んであつらえたスーツ。

お直し出来ませんでした。


母のスーツを見つけてから、近所にある老舗のテーラー2軒を訪ねました。


1軒目は、小さな街のテーラー。

評判が良く、店主さんの想いが素敵で、直していただくなら、ここと見つけたお店。


昨年店主のご主人が亡くなられ、今年に入り、看板を取り外したのだそう。

奥さまが丁寧にお話し下さり、お店に残っていた紳士ものの生地で奥さまが作ったバッグを、これも何かの縁だからと下さったのです。


あ〜素敵なご夫婦でなさっていたお店、もっと早くに伺いたかったな。


2軒めは、ちょっと有名な会員制のお店。

すごく丁寧な対応でしたが、、、

カビを見つけるや否や、ビニール袋を持ってこられ、母のスーツを入れると、「残念ですが、これは処分して下さい!」と。


えっ?!そうなの?と、なんだか、その対応に悲しくなってしまいました(涙)


新しい生地が置かれた店内。

他の生地に影響を及ぼしてはいけないから、仕方ないのですが、、、母の想いがね。


自宅ではビニール袋に入れた状態で保管しつつ、次の手を模索。

諦められない、食いしん坊。


釜の処分で出逢った解体屋さんに伺うと、洋服のカビは厄介だとのこと。

彼女は、家の片付けや清掃などもされているので、その道のプロ。

かなり強力な薬剤を使ってカビを落とす為、生地が痛んだり、変色は避けられないそう。


これを聞き、母娘納得し、感謝と共に、処分することにしました。


釜もそうですが、想いは、時に重い。

だからこそ、思い切って、手放すことも大事なのかな。