どうもこんばんは。
本日、広島に帰ってきました。
ただ…残念な事に、管理人を家に連れて帰ることは叶いませんでした……。
具体的な精密検査がまだなので、原因はまだハッキリ断定出来ませんが
外傷性、又は心因性の記憶障害に起因する、保護される前の記憶の欠如と空白で
管理人は自分自身や、わたくしを含む家族のことが思い出せず・分からず
突然“家族”と名乗り出て迎えに来たわたくしに対する戸惑いや警戒心から混乱し
このような状態で管理人を無理に連れて帰っても彼の精神状態が悪化する恐れから
やむなく管理人を旅館に預けて帰ってきてしまいました……。
旅館の経営者様が「彼は今ここでの生活と仕事を通じて精神状態も安定している」
「彼がここに暮らす間は雇用主である私が責任を持ちます」との申し出もあり
わたくしも「管理人がもしご迷惑でなければ」ということで
もうしばらく管理人の様子を旅館で見守ってもらうことにしました。
経営者様や従業員さんから聞いた管理人の生活振りですが
頭の怪我、精神的ストレスが影響か、無表情で感情が乏しく、会話が苦手なものの
勤務態度そのものは良いらしく、杖を突きながら真面目に仕事をこなし
庭木の剪定や花壇の手入れ、施設の修繕・管理、薪割りや火の番など
麻痺が残る左手と利き手ではない右手を使って器用に作業を行い
朝から晩まで一人黙々と働き、遅くまで残業する管理人の姿に
ちょうど裏方専任の従業員が欠員していた旅館からも信頼されているようです。
本人も今の旅館での雑務員としての住み込み生活に充実感を感じ
都会から離れた村の自然環境の良さ
観光地の宿場として情緒ある土地をいたく気に入っているようで
山梨での今の生活を続けたいと本人は望んでいるようです。
おそらく、管理人は保護されてからずっと面倒を看てくれた旅館への恩義と
よそ者の自分を迎え入れてくれた村の住民に対する感謝から
旅館や住民への恩返しのために働き続けているのかもしれません。
かつての管理人は家に引きこもりがちでリハビリも長続きしなかったのが
山梨の旅館で保護されて働き始めてからはとても活き活きし
雑務員として働くことがリハビリや心のケアになっているようで
過去の記憶が無くなった事で苦しみが消え、心穏やかになった管理人は
もしかしたらこのまま記憶を無くしたままでいる方が
彼にとって今が一番幸せなのでは……そう考えるようになりました。
ただ、管理人が不在により今後のわたくしたちの日常生活にも大きく影響するため
出来ることなら管理人には帰ってきてほしいのがわたくしの願いです。
管理人の早期帰宅に向けてこれから粘り強く管理人と向き合っていき
何とか彼を説得して広島に連れて帰りたい……。