逝ってしまった友への追悼フライト | タイの海辺の田舎町でスローライフ

タイの海辺の田舎町でスローライフ

タイで35年間暮らしている元バックパッカー。7年半前にバンコクのカオサンとシーロムで17年間続けてきた「竹亭」を閉め、タイ南部の海辺の田舎町プラチュアップキリカンでタイ妻と日本料理店「富士山」を開店。お陰様で只今、7年目です。



友が逝った。

 



肺腺癌で

3年越しに闘病していた

パラグライダー仲間のマックの

訃報が届いたのは

木曜日のお昼頃でした。

 

 


今年も去年のように

一緒に飛びたかった。

 

 


でも、病状の悪化した今年は

とうとう一度も

テイクオフに立つことなく

マックは逝ってしまった。

 

 


いい奴だった。

心の暖かい誠実な奴だった。

 

 

 

2年前はよく一緒に

海辺で立ち上げ練習をしました。

 

 


昨年は

彼はまだ元気で

いつも一緒に飛んでいました。

 

 

 

彼は時にミスをして

落ち込む僕を

"You are good pilot!"

と力づけてくれた。




その時の

分の心が

温められた感覚は

今も忘れていません。


 

 

 

折しも

彼の死を

知らされた木曜日は

80才の練習生が来ていて

彼のトレーニングを

手伝うことになっていました。

 

 


そして

トレーニングの終わった夕方。

 

 


テイクオフサイトに

絶好の向かい風が入り

急遽、飛ぶことになりました。

 

 


4,5月のテイクオフサイトは

乱気流で

荒れる日が多いのに

この日はなぜか

穏やかな優しい風が

吹いていた。

 

 


テイクオフに立ち

海を見つめながら

マックを想います。

 

 


あいつももう一度

飛びたかったろうな。

 

 


空が大好きな奴だった。

 

 


でも、もう今は

身体から解き放たれて

どこへだって飛んでいける。

 

 


そしてマックは

今、ここに来ている。

 

 


この季節外れの良風は

マックからのお別れの風だ。

 


そんな風に感じながら

自分は離陸し

空に舞い上がりました。

 


マックも確かに

一緒に飛んでいました。




彼も空にいるのが

確かに感じられました。




80歳の練習生も

3回目の単独飛行を

無事に成功させました。



きっとマックが

良い風を吹かせて

応援してくれたのだと思う。



マックと出会え
一緒にパラグライダーで飛べたことに
感謝しています。



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