タイの闇金で詰んで失踪したスタッフの哀しみ その1 | タイの海辺の田舎町でスローライフ

タイの海辺の田舎町でスローライフ

タイで35年間暮らしている元バックパッカー。7年半前にバンコクのカオサンとシーロムで17年間続けてきた「竹亭」を閉め、タイ南部の海辺の田舎町プラチュアップキリカンでタイ妻と日本料理店「富士山」を開店。お陰様で只今、7年目です。



昨日、悲しく
残念なことがありました。
 
 
 
 
 
 
長く働いてくれていた
あるキッチン女性スタッフが
失踪したのです。
 
 
 
 
 
真面目で良く働き
欠勤、遅刻はほぼ皆無で
毎月のように
皆勤賞の金一封を
貰っていたスタッフです。
 
 
 

 
うちで働き始めた頃は
旦那とローンで一軒家を
買ったりして
経済的にも安定していました。
 
 
 
 
 
でも、それが
おかしくなり始めたのは
旦那が職場で
コロナ不況により
給料の良い正社員から
最低日給の契約社員に
格下げになった
頃からでしょうか。
 
 
 
 
本人は話さなかったけど
経済的な問題を
抱え始めたようでした。
 
 
 
 
 そして
それまで比較的
余裕のある生活を
していたせいなのか
金銭感覚を
収入減に合わせて
調整することもできず
だんだんお金が足りなくなる。
 
 

 
同居している母親と
高校生の息子に
なにかとお金がかかる。
 
 
 
 
そのうち、
給料を前借りすることが
増え始めました。
 
 
 
 
返済は給料からの
天引きだから
ある程度まとまった金額でも
半年もすれば
返してしまえる範囲です。
 
 
 
 
でも、そのうち

 彼女の様子が

だんだん
変わってきたのですね。
 
 
 
 
 
根が冗談好きで
快活な性格なのですが
スマホ片手に
深刻な顔をしていたり
キッチンの裏で
1人で誰かと
深刻な様子で話していたり
自分のFacebookに
心の苦しさを訴えるような
投稿をするなど
不可解な行動が増えてきたのです。
 
 
 

そのうち
他のスタッフから
彼女が闇金に
手を出しているらしいという
噂も聞こえてきたのです。
 
 
 
 
タイでも闇金は
危ないです。
 
 
 
 
担保がなくても
すぐにお金を借りることは
出来ますが
利子が月利20%と
法外なのです。
 
 
 
 
つまり
10000バーツ借りたら
1か月後には
12000バーツにして
返さなければならない。
 
 
 
 
そして
元金の返済は
全額一括払いであることが
条件です。
 
 
 
 
 
つまり
10000バーツ借りたら
毎月2000バーツの利子を払いつつ
さらに10000バーツを工面して
一括返金しなければ
借金地獄から
抜け出せない
仕組みという冷血さ。
 
 
 
 
闇金に頼るくらい
お金が無い人が
こんな条件で完済できたら
すごいことです。
 


 
もちろん
私と妻は
彼女を呼んで
闇金はすぐに清算しなさいと
注意しました。
 
 


それだけでなく
彼女に元金の額を聞いて
一括返済するための
金額を追加で前借りさせました。
 
 


まず闇金を整理して
それから
給料の天引きで
返してくれたらいい。



それなら
利子はまったく
かかりません。




それで
全ての問題は
解決するだろうと
思っていたのです。
 



 長くなったので
この続きは
また明日にします。



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