キタアカリ、伯爵、メークイン、シャドークイーン、ノーザンルビー、といった様々な種類のじゃがいもを植えたが、今、食べるべき品種は、男爵である。
男爵は、新じゃがの状態のときは固く、中に火が通らないうちに外側がポロポロと剥がれたりするが、今の時期になるとでんぷん質が糖に変わり、煮崩れにくくなる。
きたあかりや伯爵は、わりと新じゃがでも甘く、美味しい品種であるが、男爵は新しいと芋くささが強く出る気がする。
しかし、この時期になると、しっとりした食感になり、増した甘みがじゃがいもらしい風味とよく調和する。
男爵は、断然、ポテトサラダが美味しい。
マヨネーズの酢に負けない、むしろ酢がこの芋の特徴のじゃがいもくさいクセを美味しさに変えてくれる。
塩と油との相性が良いのは、ポテトフライで実証済みだが、酢との相性も抜群である。
ちなみにメークインで作るときは、潰さずに角切りの状態で和えた方が良いと思われる。
皮を剥いたじゃがいも(皮を剥かずに茹でるのが一番だが、手間がかかるため)を茹でる前に、30分水に漬けてから火にかけると煮崩れない。
常備菜としてコールスローを先に作っておく。
細かく切った野菜を塩揉みしてから水を絞り、酢、砂糖、液体出汁、マヨネーズで味付けをする。
茹でて潰したじゃがいもにコールスローを加え、さらにマヨネーズを足せば、もうこれで、二品も完成だ。
師匠が連日、ワカサギやらチカやら、コマイを釣ってくる。
もう飽きているが、貴重なカルシウムとタンパク源である。
時間が経っても美味しく、飽きないのは、南蛮漬けだ。
ピザを仕込んで冷凍しておくために、もう一度、パン生地を捏ねる。
けれども分量があまりにも適当過ぎたのか、水分が多かったらしく、時間が経つほどに生地がダレてしまった。
室温が高いのに、カイロで温めたせいもあるかもしれない。
さらに強力粉を追加して、捏ねる。
この子は、そこまで育ってきた環境(気温、湿度)を急に変えると、どうやらすぐにヘソを曲げるようだ。
夜に完成予定が、まだまだ時間がかかりそうである。
何せ、野生育ちなもんで、こっちの都合良くにはいかないのだ。
残りの元種には、使った分だけ水と強力粉を追加して、絶やさないように育てている。
一時間おきに様子を見つつ、寒いかな、暑すぎるかな、と思いながら環境を整える。
まるで、子育てである。
⤴︎ピタゴラスイッチなんだが??
なんなら、ぴー様よりも手がかかる。
ぴー様はほっといても、ひとりで歌ったり、気が向いたら私の肩に乗ったり、勝手に料理中の野菜を食べたりして、自由気ままに生きている。




