またひとつ、季節の駒が進んだ。
今は、真冬である。
最低気温が二桁に突入し、最高気温が零度付近になると、外の空気はピリッと引き締まる。
ほんの一昨日まで、畑のパセリだけは、枯れずに青々としていて、辺りの茶色い景色の一角を彩っていた。
しかし今ではすっかり雪に覆われ、凍ってしまった。
パセリは、二年草だそうだ。
一年目は花を咲かせず越冬し、二年目に薹が立って種(厳密には果実だそうだ)を残す。
しかし二年目の葉は、あまり品質が良くないらいしい。
我が家の畑での一番の強者は、パセリだ。
レタスやカリフラワーも強かったが、最後までその姿をまったく変えずにいたのは、この子だけだ。
その強さは、栄養価にも表れている。
野菜の中でもトップクラスのビタミン群の他、カルシウム、鉄分、マグネシウムも豊富である。
寒さに体の抵抗力が弱まるこの時期にうってつけの野菜だ。
しかし食べ過ぎは毒である。
とは言っても、この苦さであるから、そんなには食べらない。
良薬口に苦し、である。
毎日、ひと欠片ちぎっては、口に放り込む。
天然のサプリメントである。

