そういえば去年、日高に行った。
ゴルシに会いに行ったのである。
気性難で、俺様で、制御不能な白い怪物をYouTubeで見たときに虜になってしまったからだ。
帯広から日高山脈を貫き、天満街道を抜けると、広大な牧草地と美しいサラブレッドたちが出迎えてくれる。
競馬自体、人間に都合よく作られた物語に支えられた、人間のエゴの結晶だとしても、その中身がいかに残酷で、身勝手で、欲望に満ちたものであっても、そういうの全部ひっくるめて、心惹かれる。
⬆️朝から無限ループ
今年の宝塚記念を勝ったメイショウタバルは、ゴルシの子である。
ゴルシも宝塚記念は二回も勝っている。(一回は大惨敗)
ビッグレッドファームで余生を過ごすゴルシは、大人気だから厩舎の前は人だかりでよく見えなかった。
でも、裏を回って奥の馬房の隙間から見ていると、ゴルシはふと私に気付いて、しばらくジィーっと見つめた。
⬆️ゴルシじゃありません
今週末は有馬記念である。
ゴルシは3歳で有馬を獲ったから、タバルもイケるかもしれない。
タバルが勝ったら、ロイヤルファミリーどころじゃない感動だ。
上手くやれなくたっていいんだよ。
そのまま生きていきなさい。
失ったものたちが心を継いでくれるから。
ちぎれた手綱と絆で愛に向かって行きなさい。
応えられなくたっていいんだよ。
わかってくれてるから。
って、泣く😭
タバルくん。
勝たなくたっていいから、どうぞご無事で。

