想像と創造の毎日 -16ページ目

想像と創造の毎日

写真は注釈がない限り、
自分で撮影しております。

 気温マイナス4度。
 野付湾は、例年よりも更に全面結氷する時期が遅くなっている。



 慌ただしい新年の行事を終え、心身を元に戻すべくトレッキングに向かった。

 


  吸い込む空気が肺を凍らせるようなこの感じ。

  どこまでも広がる空。



  私の他に人は一人もいない。



  波が消されて、風もほぼなく静かな湾では、枯れ草が微かに擦れる音がする。

  それはカサカサでもなく、サラサラでもなく、ギュイギュイという不思議な音だった。



  良く晴れた風のない日は、鳥たちの気配も薄い。

  吹雪や台風の日なら鳥たちは、波打ち際を忙しなく飛び回っていたのに。


  彼らにとって嵐は、荒々しい波が餌を運んで来る恵みの天候なのだろう。




  冬の時間は、ゆったりと流れる。



  西の地平線を遮る知床連山を下から仰ぎ見ていると、いつもあの山々のいくつかのてっぺんにいたことが信じられない。



  手前は武佐岳、奥に斜里岳。

  遠くから見ると絵画のような平坦さであるのに、あの中を分けいって歩いていると、臨場感が上がるのだ。


  私の歩みを遮る斜度、荒れた道、上がる心拍数。

  

  そういったものが、否が応でも生きていることを実感させる。


  あの時は、美しいと感じる暇もなく、命を使い切ることに夢中だった。



11:00 ネイチャーセンター
12:05 トドワラ
12:35 ネイチャーセンター
往復歩数 8000歩