空と地面 | 想像と創造の毎日

想像と創造の毎日

写真は注釈がない限り、
自分で撮影しております。



空を見上げれば境目が見つからず
それはどこまでも果てがない
宇宙そのものであり
無限の可能性を想起させた

ふと見上げた目線を地面に移す
笹は山の頂上に近づく程に
その葉を小さくさせ
木々は低く茂り
花や苔が地に張り付くようにして
密集している



空に近付くほどに
命の気配は薄くなる

それはおおよそ
無限とは程遠い出来事なんじゃないか?

限りある地の領域を
生命は奪い合うように
いや
棲み分けるようにして
それぞれの種の存続に
永続性を持たせるように
自らを壊しながら
新しい細胞を作り続けている


限りがある
ということは
今を意識せざるを得ない

もし何も変わらないまま
終わりがないときを生きるなら
命は今という時間を
大切にすることができるだろうか



硬い岩や強い風が常に吹き付ける斜面にも
びっしりと命が張り付いていた

無限に広がり続ける空には
何もない

終わりがない世界には
執着するものがない

地面には
死を解体し
新しい命を作り出す物質があった



寂しい気持ちで
人を恋しがる

憎らしい気持ちで
愛おしさを欲する

醜さを携えて
美しさにはっ!となる

暖かい空気が
冷たい空気の方へ流れる

温度のない宇宙が
命の営みで発する熱を
欲しがってるみたいな夜明け

知りたいことがたくさんある
だけど知るほどに
知ることができないものの多さに
ただ愕然とするばかりの
世界なのだろう

優しさはいつも
それを自覚する部分に存在していた

自分の思い通りにならないことの多さに
降参するから謙虚にもなれた

信じるものが増えるほど
裏切られることを恐れていた

でも
信じ切る意味が
自分を守る意味にならなくなったとき
言葉はさほど重要ではなくなる気がする

それは空と地面
光と影
あらゆるものが対になることで織り成す
風景という物語になる

ただ味わっている
今を