食べれない。疲れた。キツい。
他の子はなんで休んだの?と聞くと、みな腰や腕が痛いなどの身体の不調を訴えて、通院しているとのことだった。
オーバーワークなんじゃないのか?怪我でもないのに病院に行くなんて、自分の身体と練習のメニューが合ってないってことだろ?
おまえも見計らってサボらないとまた整骨院行きだぞ。
練習をサボるなんてありえない。手を抜くなんて、オレにはありえない。吐いてもやるしかない。と言い張るので、それ以上言うのを止めた。
だけどオレ、足も速くなったし、球技も苦手だったのにボールのコントロールができるようになった。これって、筋肉ついてきたからじゃない?と嬉しそうだった。
朝、全身の痛みで起きる。左上腕と腹筋と背中と太ももが動かすたびに悲鳴を上げる。
まだ二日目だけど、鏡に全身を映すとウエストにくびれができているのがわかった。
何度もダイエットをしているが、加齢と共に体重は簡単に減らなくなった。昔は食べる量を減らしただけで簡単に体重も減ったのに今はそれがない。筋肉量が絶対的に減少しているのだ。
ということは、最低限の日常生活で消費される基礎代謝量が減っているということなのだ。
何もない場所で躓いたり、少し階段を昇り降りしただけで息が上がる。
完全にやばいな。と思う。
そのままでは近い将来、膝に水が溜まったりするのかもしれない。
息子の風呂上がりの身体をマジマジと眺めた。
おまえ、キリショーくんみたいだな。というと嬉しそうだった。
息子が恥ずかしがって行くのを断られたゴールデンボンバーのライブの話をすると、楽しそうに羨ましそうに聞いていた。
息子はキリショーくんをどこか自分に重ねる。
そして、憧れている。
背が小さくて、イケメンじゃなくて、そんなに話し上手でもなくて、でもそのコンプレックスを跳ね返すような努力の才能や自分を受け入れた上に謙虚であることについてだ。
彼の書く歌詞に出てくる男はみな、情けなくて、女々しい。まさに女々しくて。あの大ヒット曲の主人公が設定や場面を変えて、自分になんとか自信を持とうと右往左往しているみたいだった。
お弁当を本当におにぎりときゅうりの漬け物と、それだけじゃタンパク質が足りないから、牛乳豆腐を焼いたものを入れて、ホントにこれだけでいいのか?と聞くと、充分だ。と息子は答えた。
周りの友達はもっと豪華なおかずなんじゃないのか?と聞くと、そうだけど、オレはそんなに昼ごはんは必要がない。部活で動けなくなるから。だいたい、おかずが豪華とかどうでもいくね?見た目なんて、関係なくね?オレが作ってるわけでもないのに、文句は言えないよ。
おまえってやつは!!
おまえは、最高に女々しいことは本当だ。
振られた女の子のLINEを無言で削除するぐらい小さい男だ。
しかし、女の役割と男の役割を常識で決めつけることのないおまえは、やっぱりかっこいいんだ!
男のプライドなんて、母親の私は考慮しない。
私は息子の女でもなければ、奥さんでもないのだ。
母親でもなく、友達ですら本当はないのかもしれない。
人と人の関係の様々な定義をとっぱらって、だけど最後まで諦めずに、真剣に向き合い続ける、たったひとりの人間だ。
おい!朝から、素っ裸で洗面台の前に突っ立ってんじゃねーよ!邪魔だ!
ちょっと!お腹へこんだと思わん?
知るか!まだまだだろ、デブ!
コイツは…女々しい上に、デリカシーというものがない。
えー。先程、息子のことを、かっこいい。と申し上げましたことを訂正して、お詫び申し上げます。
どうやら僕は中の下のようだ
14くらいから感じてはいたが
どうも食い付きが良いと思ったら
実はファンでしかもお目当ては他のメンバーァァァァァァァァ!!
14くらいから感じてはいたが
どうも食い付きが良いと思ったら
実はファンでしかもお目当ては他のメンバーァァァァァァァァ!!
ああああ面白くねぇ
想像と違うなぁ
親を恨むつもりは無いが
想像と違うなぁ
親を恨むつもりは無いが
こんな僕に最高の歌声と素晴らしい才能を!
こんな僕に最高の美しき顔と高い身長を!
こんな僕に最高の強い精神と向上心を!
こんな僕に最高のユーモアとモテるジェントリズムを!
そして隣に最愛の美しき配偶者を!
そして住まいは安全10LDKの家(Hi!)
こんな僕に最高の美しき顔と高い身長を!
こんな僕に最高の強い精神と向上心を!
こんな僕に最高のユーモアとモテるジェントリズムを!
そして隣に最愛の美しき配偶者を!
そして住まいは安全10LDKの家(Hi!)
今日もまた人と話すとき
緊張して壁を作る話し方をしてしまったァァァァァァァァ!!
緊張して壁を作る話し方をしてしまったァァァァァァァァ!!
ああああ上手くできねぇ
変わりたい
この精神と全身よ変われ
変わりたい
この精神と全身よ変われ
あの頃感じた
劣等感は
いつまでも僕に寄り添う
劣等感は
いつまでも僕に寄り添う
《何かが変われると思っていた》
結果環境は大きく変わった
僕は欲望を保ったまま
何かを手に入れたつもりだった
僕は欲望を保ったまま
何かを手に入れたつもりだった
しかしそこに待っていたのは
あの頃よりも確かな劣等感
思春期を苦しめたあいつはまたこうして現れ
僕の醜さを忘れさせてはくれなかった
あの頃よりも確かな劣等感
思春期を苦しめたあいつはまたこうして現れ
僕の醜さを忘れさせてはくれなかった
「そんなことはない」と言ってくれるファンと
『あいつはブサイク』と賑わう女共
『あいつはブサイク』と賑わう女共
もう性格も顔も治らないだろう
歌って誤魔化すしかないんだ、
歌って、歌って、祈るように、、、!!!!!!
歌って、歌って、祈るように、、、!!!!!!
