どんどん気温が下がっていくのがわかった。
外へ出るたびに
剥き出しの頬が痛い。
観測史上最大の寒気を
どこで迎えようかと
ずっと考えていた。
そこまでの中間地点へ
向かうための夕方。
車中の温度計は
内陸に向かうほどに
一度ずつ温度を下げた。
ヒーターを最大にしても、
足下から冷気が上がってくる。
陽が落ちると
寒さはますます加速した。
車を降りて、
肌で温度を確認する。
タバコを吸ってたときみたいな
息を吐き出したときの
真っ白な煙が懐かしい。
ひたすら寒い。
寒過ぎて笑える。
寒いんだか、痛いんだか
わからなくなった頃に
空気がキーンと耳元で鳴った。
明日の目的地の
日の出の時刻の予想気温は
-25℃。
一番気温が下がるのは
真夜中ではなくて、
早朝なのがいつも不思議。
目覚ましをかける。
午前4:00。
痛いぐらいの冷たさを撮る。
真っ暗な朝を
一人で駆け抜ける海沿いの国道。
怖さと同じだけのワクワクが
そこにある。
