花火は冬の方が綺麗だと思います。
乾いた空が光の邪魔をしないからでしょうか。
星の代わりに夜空を彩ります。
爆音がビルの壁にぶつかって跳ね返って耳に届きます。
幼い頃は花火が嫌いでした。
あの大きな音が小さな心臓に響いて、胸が張り裂けそうになる感覚が怖かった。
あの炎の欠片が、今にも空から降り落ちて、私を燃やすのではないかと錯覚していた。
いつから、平気になったのか。
いつから、あの光をまっすぐに見上げることができるようになったのか。
金色だけの花火が絶え間なく空に打ち上げられる。フィナーレの合図です。
カラフルな色やいろんな形の花火があっても、やっぱり一番キレイだと思うは、金色だけの花火です。
日本人はせつなくて、儚いものが好きなのでしょうか。手元に残らないもののために技巧を凝らす文化。
打ち上げ花火のような一瞬の命を今日も生きていました。
おやすみなさい。