孤独の克服 | 想像と創造の毎日

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写真は注釈がない限り、
自分で撮影しております。

本当はAV男優が嫌いなんだと思ったんです。

いろんな価値観を認め、
様々な人々の背景にあるものを
理解したいと思う一方で、
自分の中にある
女という性を一旦意識し出すと
思考だけでは制御できない何かに
心は縛られる。

AV男優さんは、世の中の男達の象徴でした。
彼らがたくさんの種類の女優さんに対して
同じように欲情できる事実を
目の当たりにすると
ひとりとひとりだけが一生愛し合うという
男と女の暗黙の了解のようなものが
幻想なんだと思い知らされるのです。

世の中の健康な男たちは、
彼らを自分に置き換えて
夜な夜な人間じゃなくなる。



人間には3つの脳があるそうです。
愛、本能、嫉妬、攻撃を司る爬虫類脳。
運動能力、器用さ、逞しさ、記憶力、感情を
司る動物脳。
理性、優しさ、創造性を司る人間脳。

このバラバラの構造を持つ3つの脳を
互いに機能させ、
通じ合わなければならないことが、
人を苦悩させているのだという
説があるそうです。

私は集団生活に入ってから、
理性的に生きることを
求められてきたんだと思います。

いつでもどこでも誰にも構わず、
泣きわめくことも、
走り回ることもしてはいけない。
人の迷惑にならないような行動を
取らないように訓練されてきたみたいに。




AV男優さんが嫌いなのに、
AV男優さんの言っていることに
なぜか安心していたのです。

彼らのことをたくさん調べて、
私は男を理解したかった。
理由が分かれば、
自分のことを必要以上に卑下することは
なくなるかもしれないと
思ったのかもしれません。

私は自分に自信があるようでないのです。
これからどんどん老いていくことにも
ちっとも覚悟を持てやしない。

でもそれでもいいか。と
思う余裕もできてきたのです。
爬虫類脳の支配下にありながら、
理性を駆使しなくてはならない
人間の悲しい習性。
そうなんだなあと納得することで、
感情を鎮めることもできるのです。

森林原人さんは、上記リンクの対談の中で
性欲のことをこんなふうに
おっしゃています。
性欲の正体は、“孤独の克服”。

ふと思ったことは、
女よりも男の方がずっと
孤独を感じやすいのではないか?と
いうことなんです。
女には、自分の体内に命を宿せるという
機能が備わっているから。
そのことが男と女の間に
埋められない溝を作るような気もしました。

森林さんはこうも言います。
僕が不能になったらパートナーには
外でセックスしてきて欲しい。

そして、しみけんさんはこう言います。
AVの世界には偏見の目や差別があるべき。と。

彼らにとってAVという仕事は、
普通ではない自身の性欲の強さで
社会からはみ出しそうになった自分を
救うことなのだと解釈したのです。

男がいろんな女の子を
抱きたいと思う感情を
私はやっぱり許せない。
それが男の残酷な真実でも
私はいつもそれが悲しい。
だけどそう思ってしまう自分を
そっと許してあげればいいのです。
私は私が大好きなために
男にもそれを求めてしまうのだ。
なんて、勝手なんだろう。
仕方ないやつだな。と。

けど、それでAV男優に嫌悪感を
感じても、彼らの職業を批難したりは
しないのです。
私には残念なんですけれど、
人間脳がありますから。