運動会の競技ルールのわかりづらさは致命的 | 小学校の先生~なるまで、なったあと~

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9月に入って1週間。子どもたちも生活リズムを徐々に取り戻している頃でしょうか。

 

2学期、秋運動会の学校では、少しずつ運動会の取り組みが始まっている頃でしょう。

 

 

Jリーグの2ステージ制、知ってました?

 

今日、こんな記事を見つけました。

<J1>来季から1ステージ制を検討 理事会などで議論へ

(毎日新聞)

 

ん? なにそれ??

 

と思った方に説明を。

 

昨年からJリーグは1ステージ制から2ステージ制に変わりました。

 

1ステージ制

⇒1年間をかけてリーグ戦を行って優勝を決める。

 

2ステージ制

⇒1年間でリーグ戦を2回(前期・後期)行い、それぞれの優勝チームを決める。その後、リーグチャンピオン(2チーム)に年間勝点が高いチーム等が加わって、チャンピオンシップというトーナメントを行い、Jリーグの年間チャンピオンを決定する。

 

1ステージ制はわかりやすいですよね。

 

問題は、2ステージ制です(-_-)

 

わかりづらいばかりか、リーグの状況によってはおかしなことがおこる可能性もあります。

 

例えば、前期リーグと後期リーグの両方で優勝しても、チャンピオンシップで優勝できなければJリーグチャンピオンにはなれない。

 

これ、おかしいですよね。。。

 

そして、何よりもチームを応援してくれるサポーター、スタジアムに足を運んでくれるお客さんにとってわかりづらいことが、一番の問題でした。

 

優勝を争う試合など、リーグが盛り上がるタイミングを増やすことで集客するつもりが、リーグの仕組みが理解しづらくて客足が遠のく事態に。。。

 

なんだかおかしな話です。

 

もちろん、サッカーやスポーツに造詣が深く、2ステージ制の面白さを感じた方もいます。

 

しかし、たまに観戦しに行くようなライト層にとっては、わかりづらいのも確かです。

 

そうして、2ステージ制になって2年目の今年、もう1ステージ制に戻すという議論が起こっています。記事にもありますが、新たな大型のスポンサー契約が取れたというのが、ことのきっかけです。

 

個人的には、1ステージ制が好きなので、元に戻るのは歓迎ですが、こうコロコロ変わるのは好ましくないとも思っています。

 

結局、Jリーグ側の思惑が優先されて、お客さん(サポーター)の立場で考えられていないと感じてしまいます。実際に、Jリーグのチームや選手、サポーターからも2ステージ制への反対の声は多くあがっています。

 

1ステージ制に戻ったら戻ったで、ライト層にとっては「あれ?去年と違うの??」と困惑することもあるでしょう。

 

 

Jリーグと運動会って何が関係あるの?

 

さてさて、ここまではJリーグの話ですが、ここからは運動会の競技の話です。

 

Jリーグと運動会に、何のかかわりが?

 

と思いましたか?それとも、

 

あぁ、そういうことね

 

と思いましたか?

 

以前、運動会の競技を失敗しないための思考の仕方、方法論を書きました。

 

【運動会の競技】盛り上がらない競技には、それなりの理由がある

 

こちらの記事の「競技の指導を始める前のチェックポイント」

 

①その学年に適した競技か。

②ルールは明確でわかりやすいか。

③勝敗の結果が誰にでも見て取れるか。

④チームの力量差が開きすぎていないか。

⑤安全は確保されているか。

⑥競技の条件は同じか。

 

この②と③に注目です。

 

まだ、↑の記事をお読みいただいてなければ、ぜひ一読を。

【運動会の競技】盛り上がらない競技には、それなりの理由がある

 

つまり、

 

Jリーグ側の思惑で変更したリーグ形式が、実際には見に来たお客さんにわかりづらいものとなって、一部の客足が遠のく結果となったこと

 

先生側の思惑が強すぎて、運動会の競技ルールが複雑でわかりづらいものになったために、観に来た保護者や地域の方にとって応援しづらいものとなってしまうこと

 

この2つが似ているのです。

 

どちらも、主催者(学校、Jリーグ)は運動会(Jリーグ)をもっと盛り上げようとしているのですが、方向性を間違えて上手くいかないパターンにおちいってます。

 

運動会は子どもたちのものです。よって、子どもたちのことを1番に考えますよね。でも、その子どもたちにとって、自分のがんばっている姿を見てほしいのは誰でしょうか。

 

お父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃん

 

つまり、家族ですよね。

 

その家族にとって、我が子が一生懸命に競技に取り組む姿を観ることができるのは、運動会当日が最初で最後です。

 

初めてみる競技がわかりづらいルールだと、応援するのも難しくなってしまいますよね。

 

運動会を観に来られた方々にとってわかりやすくする

 

これが、子どものためであり、保護者のためであり、ひいては先生自身のためになるのです。

 

初見で見る人がわかりやすいか

 

ぜひ、競技を決めたり、ルールを考えたりする時には、検討材料の一つにしてください。

 

運動会の練習が、スムーズに進むことを願っております。

 

まとめ

●運動会もJリーグも、わかりやすいルールにしましょう。

 

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PS

Jリーグは、リーグ形式を変えて集客するなんてことをせず、若い選手の育成、ひいては日本代表の強化に力を入れてほしいです。良い選手、好ゲームが増えれば、おのずとお客さんは集まってきますしね。


 

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