昨日(8/22)は関東から北海道まで移動した台風22号の影響はすごかったですね。夏休み中でなければ、確実に学校は休校となっていたでしょう。
さて、今回の記事は次のような内容となります。
臨時休校となった時、先生たちはどうしている?
36人学級が12人しか登校しない??
臨時休校によって、春休みに登校することになる??
前回の記事も、ぜひご覧ください。
・誰が判断しているのでしょうか?
・どんな基準で臨時休校となるのでしょうか?
臨時休校となった時、先生たちはどうしている?
朝の転校、もしくは前日の天気予報・台風情報などで、学校が臨時休校となった時、先生たちはどうしているのでしょうか。
【前日に臨時休校が決定した場合】
先生にとって、「臨時休校=休暇」 ではありません。
先生にとっては、学校が休校となっても出勤日には違いないのです。しかし、前日に休校が決定したということは、休校の日は天気が大荒れとなるということです。
普通は、休みたい!! と思いますよね。
そして、休めばいいじゃない!! と思いますか?
もちろん、有休を使って休みことは可能ですし、それをとがめられる理由は一切ありません。
しかし、有休をとって休むということが、なかなかすんなりとはいかないのが現状です。理由はいくつかあります。
・学校を無人にはできない
⇒休みだと通知したのに、朝、天候が落ち着いていると登校してしまう子が稀にいるw
⇒予報が外れて天候が良い場合に、「今日は学校休みですよね?」と不安になった保護者から問い合わせがくる・・・。
※通常、管理職(教頭・副校長)は出勤する。
※学校によっては、先生の日直順で一人、電話番等の対応を強いられる場合もあります。
・学年のしがらみ
⇒せっかくだから、「学年の打ち合わせしましょう」と学年主任が言い出す。
※学校までたどり着くまでの難しさ(危険度・電車やバスの運行が不明)を全力でアピールすれば回避できることが多い。
※学年内の仕事の状況と通勤の困難さが、天秤にかけられて決定される。
・個人的な事情
⇒自分の仕事がたまりにたまっている。1日集中できるので、仕事を片付けるチャンスではある。
こんな理由で、明日はさくっと有休取って、今日も早く帰ろう~ なんてことはしづらいです。
ちなみに、単学級(学年に一クラスだけ)だと、学年のしがらみがないので余裕で休めます。自分の仕事がたまってなければですがw
ちなみに、管理職(校長・教頭・副校長)がすばらしく配慮のきく方だと、こんなことを全体に言っていただけます。
「みなさん、明日は休暇取りましょうね!!」
まさに、神の一言!
この一言があるかないかで、有休の取りやすさが全然違ってきますw
まぁ、管理職も当然、休みたいんですよね^^;
【当日の朝、臨時休校が決まった場合】
授業時数の確保から、よっぽどでなければ前日に休校決定はしません。だいたいは、朝6時~7時の状況を見て判断されます。
台風が来てようが、朝、先生たちは気合で出勤します。中には、電車やバスがとまったりして出勤時間に間に合わない先生もいます。
それでも、管理職は必ず、何があっても出勤します。自宅から直接タクシーで来る方もいます。交通機関が麻痺することを予想して、前日に、近くの知人宅や簡易ホテルにとまったなんて話も聞いたことがあります。
管理職は、休校かどうかの決定と連絡をしなくてはいけないので、学校にいないわけにはいかないのです。大変です。
さて、朝、臨時休校が決定した後の先生の行動は、次のいずれかです。
・通勤中に連絡を受けた場合は、家に引き返す。
・学校にいた場合は、すぐに帰宅する。
・仕事をしようと決めて、学校に残る。
よって、臨時休校となった学校には、先生はいますが、その数は多くて3分の1程度です。むしろ、ほとんどの先生が出勤していたとしたら、何かあるなと勘繰りたくなりますね。
36人学級が12人しか登校しない??
学校は通常通りだが、朝の天候状態が良くなくて家庭に登校できそうかどうかの判断をゆだねることがあります。
そんな時は、子どもたちの登校時間がバラバラになります。
昔、こんなことがありました。
積雪と強風で過程に登校の安全の判断をゆだねた日。教室へ行ってみると、我が36人クラスが4人しかいませんでしたw
1時間目が始まる頃までにさらに4人登校し、2時間目の途中に2人、3時間目にさらに2人が登校してきました。
結局、その日は12人のみ登校でした。
ちなみに、12人じゃ、授業を進めるわけにはいきませんよね?
で、、、何をしたかというと・・・
すみません、ブログでは言えませんww
もちろん、悪いことはしてませんよw
もし、どうしても知りたい方は、お問合せからご質問くださいw
臨時休校によって、春休みに登校することになる??
学校では、学習指導要領に則って授業が行われます。そして、年間に必ず行わなければならない授業時間数が各教科で決まっています。
各授業時数を下回らないように、授業時間には余裕をもった状態で、1年間の計画が立てられています。
しかし、台風で休校となった場合、1日分の5~6時間が予定していた授業時間からなくなります。他に、インフルエンザ流行によって学級(学年)閉鎖されたりすると、一気に5日間(25~30時間)がなくなってしまいます。
よく、こんなことが言われます。
2回学級閉鎖になったら、赤になりかけの黄色信号。。。
では、もしも、万が一、授業時間数が足りなくなったら、、、そのクラス(学年)だけ、春休みに補講のような形で登校することになるそうです。。。
恐ろしや。。。
天候によって臨時休校となるということは、子どもたちにとっても先生たちにとっても、場合によっては手放しで喜べないということですね。
まとめ
●臨時休校となった場合、学校にいる先生は少ない。
●臨時休校が多いと、授業時間が足りなくなって春休みに登校する事態になることも。
教師を目指している方、若手教師の方へ、個別のサポートを行っております。
・採用試験に向けた取り組み方がわからない
・教師になりたいが、なった後の不安や心配がある
・生活指導の悩み ・学習指導の悩み ・行事への取り組みについての疑問
・校務分掌の悩み ・同僚の先生との接し方 ・管理職との付き合い方
・保護者対応について 教師としての力を伸ばしたい なども
興味をお持ちの方は、「お問合せ」からご連絡ください。